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20080101
なんか考えよう。

映画『アンダーザシルバーレイク』を観た。町山さんの解説を音声でも聞いてたし活字でも読んでいたので内容はほぼ知ってる。
感想としては勉強にはなったけど面白くはなかった。
観ていて感じたのは「映画はやっぱり楽しいほうが良いな」というものだ。

町山さんの映画解説本で取り上げられていた他の作品、『ラブレス』なんかも、未見だけど観ても楽しさや面白さは感じないだろう。
それらは人間の善い面を描こうという映画ではないと思う。むしろ悪い面を描こうとしているものではないか。監督たちの生い立ち上のトラウマへの救いになるべく作られた映画だったりして、トラウマとなった現象が映画の形で再生産されていたりする。善いものを描こうとしているわけではない。

私は善いものを描きたいし観たいのだなと感じる。だからヒーローモノなんかが好きなんだろう。ヒーローモノでも、ろくでなしが改心してヒーローになる系統のものではなく、キャプテン・アメリカのようにナチュラルにヒーロー的なパーソナリティの人物が主人公であるのがいい。
ただ、物語は基本的には人物の成長を描くものだからろくでなしを主人公にして作中でヒーローに成長するという方が型にはめやすいというのはある。好むと好まざるとにかかわらず。

「ぶれない」というほうがいい。ヒーロー的な人物がヒーローとして通す。ぶれない。意外性は少ないかもしれないが好みだ。
これはまあ、以前から認識していたことだ。

政治や社会やえろを抜いたマンガを描けないかなと考えて、見本になるのはやはり私に強い影響を与えたマンガである『PEANUTS』だなと思って少し読み返したんだけど、やっぱり自分には描けないマンガだなと感じた。
PEANUTSから構造を取り出して自分にも描けそうなカタチに作り直すことはできないか。

私の考えるPEANUTSの特徴。
* アメリカで育った人の共通体験としての学童時代
* 多彩なキャラクター

「見せてお話」や「サマーキャンプ」といった要素がよく出てくる。これはアメリカの学校文化だ。
「共通体験」をベースにするのであれば「アメリカの学校文化」である必要はない。そう考えるとゲームの二次創作に向いてるメソッドかもしれないな。該当のゲームでの体験がベースになる。

「共通体験からPEANUTS的なネタを抽出する」という観点でコツを見いだせないかな。
いや、そこはいいや。作者のシュルツ氏の作家性なんだからそれを追うよりは自分自身のメソッドを見出していったほうがいいや。

ゲームの二次創作だと普遍性が落ちるので、別の気が効いた共通体験を探したい。
それが「異世界」なのもしれない。ファンタジーRPGになんとなく共通する、イデアとしての世界。匿名的なドラクエ世界というべきか。ひとつのゲームの二次創作にするのではなく「ビデオゲーム」という抽象的な体験概念の二次創作とする。

そうすると、ゲーム体験そのものがネタ元となる。
* レベル上げ
* レア掘り
* 周回
* レア度の低いユニットを消費して合成
* 同じユニットを合成して限界突破
* ガチャでレアを引く
* 転職
* 闇落ち
* ゲージが溜まったら超必殺技
* スキルツリー


うーん。

いや、すぐにバーチャル(ここではゲームのこと)に飛びつくのは良くないな。PEANUTSは現実世界のお話だ。自分の身の回りの現実でPEANUTS的マンガの源泉にできるものはないのかという話だ。
* 小学校時代
* 中学校時代
* 高校時代
* 大学時代
* フリーター時代
* 一人暮らしの私生活
* 就活
* 転職活動

うーん。

私は学校ものがそんなに好きではない。
これらを列挙してもとくにモチベーションの刺激される気配を感じないな。

「昭和人間の小学校の子供時代」というジャンルはある気がする。
* 友達のうちでファミコン
* 小遣いで駄菓子を買う
* ゲーセン体験

なんだけど別に描きたくないな…

再度バーチャルで考える。
ジャンル自体を共通体験ネタ元にするという着想の続き。
ビデオゲームのRPGでなくてもいい。
* FPS
* シューティングゲーム
* ニチアサ的変身ヒーロー
* 探偵もの
* SF

…こうなってくると、結局ネタ元の「架空の世界」は自分で創作しないといけないわけで、だったらそれはすでに創作でありハードルが高いということになる。今の考え事の目的は描くハードルの低いやり方を探しているのではなかったか。

ハードルの低さを取るなら別の野心は犠牲にすべきだ。
私にとって野心の高い作品はオリジナル創作の短編だ。
つまり野心の具体的な項目は
* オリジナルであること
* 物語があること
* 主張があること
などだ。

理屈で考えた結論は「ゲームの二次創作」になるな。上記みっつの野心項目をすべて諦めている。
今なら… アズレンかなあ…

* 推しがまだ決まらない
* 推し候補シェフィールド
* アニメ見たはずだけどあんまり覚えていない
* 初期艦ジャベリン
* ゲーム内ツイッター
* 煙幕やバリアといった防御スキルが好き
* 食料、スターゲイザーパイ
* 艦これでもそうだったけど魚雷が好き
* キューブとは何なのか
* 艦これと違ってスキルがあるのがよい
* 母港の部屋
* 入渠という概念がない

うーん。

一旦区切ろう。前進がなくてもマンガについて脳を使うことで何らかの助走になるはずだ。


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着想。
「小学校時代」とかのリアル体験ではなく具体的な「本」をネタ元にしたらどうか。
教科書や資料集などの普遍性の高い知識が載っているものをピックアップし、ネタを探すつもりで目を通すと。
その客観的知識をネタにする。
今手元に、高校の時使った国語の便覧を持ってきてパッと開いたら源氏物語についてのページだった。ちょっと見ると、紫式部は石川寺という寺で源氏物語の構想を練ったそうだ。「マンガのネタが浮かばないので紫式部が源氏物語を構想したという石川寺に来ました」から始まるネタを考えられるかもしれない。
| マンガについての考えごと | 20:24 | - | - | permalink |
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