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20050303
アイデア練り。
現状のプロットだと物語構造のセオリーをいくつか守れていない。

敵対者は主人公に比べて上位者であるべきだが今回は…
いや、今回の着想だと主人公がオオクニヌシ、敵対者がタケミカズチで国譲りのエピソードではタケミカズチが勝っているのだからオオクニヌシにとって上位者にはなっているのか。

主人公は敵対者を打倒すべきだが今回の着想では敗北する。

現実世界に存在する問題を作中の問題としているからフィクション内で解決するわけにもいかない… いやそこは別にいいのか。
部分的勝利をおさめるというのでどうだろう。
怪獣は大仏に倒されてしまうが、それを揺動として、…

例えば入管の収容者たちを脱走させる。しかし意味がない。難民たちは普通に仮釈放もされてるし、再収容もされている。問題は現実のシステム内での彼らの公的な身分なのだ。
前の記事で引用した記事での訴えは『「まっとうな食事」と「まっとうな医療」を与えてほしい』というものだった。
https://hbol.jp/166587/3
入管職員が、大仏と怪獣が戦うのに気を取られている隙に、施設内に忍び込んだスクナヒコナがまともな食事を差し入れする?
ファンタジーだったらこのとき万能薬みたいな「まともな医療」も提供できるんだろうけど現実世界ベースで描くのではそれも難しい。具体的に何を持っていけば良いのかわからない。

うーん。
怪獣は敗北してもいいが入管収容者たちを勇気づける部分的勝利がほしい。
日本の冷酷さを象徴するモノがあり、それを壊す。牛久大仏と相打ちになる? 牛久大仏は別に日本の冷酷さの象徴ではない。
トツカノツルギを折る? トツカノツルギは生まれたばかりのヒノカグツチを惨殺した際に使われた剣でもある。使われ方が冷酷だ。これを折ることでその冷酷さを批判する。折らなくてもいいな、腐食させるとか曲げるとかでも良い。
タケミカズチは国譲りのエピソードでは地面にトツカノツルギを逆さまに立てて(つまり刃が天を向くようにということ)その上にあぐらをかいて登場する。トツカノツルギそのものだ。
怪獣は敗れるがトツカノツルギは折れ、牛久大仏は不動明王への変化を解く。トツカノツルギが日本の冷酷さの象徴なのだ。

では怪獣の選定。
* できれば日本の神話か民話に由来したい
* できれば茨城県や湖に由来したい
* 虐げられたものの怨念と関連を持つモノがいい
* 剣を折るという機能と整合性があるやつがいい

参考文献は新紀元社の『幻想世界の住人たちIV(日本編)』。

候補。
イツマデ(以津真天):
疫病が流行し死者が多数出た年に現れたという怪鳥。
野ざらしにされた死体をいつまで放っておくのかという意味で「イツマデ、イツマデ」と泣き叫んだという。
人の霊魂は鳥に化身すると古来から信じられていたという。
入管に収容されている人々に絶望をもたらしている要因の主要なひとつに「いつまで収監が続くのかがわからない」というのがあるという。永遠に出られないのではないかという絶望。
「イツマデ」という嘆きに整合性がある。

ダイダラボッチ:
本によると茨城県東部にはダイダラボッチの伝説がある。

…こんな時間なので続きは明日。
怪鳥イツマデは有力候補だな。鳥類ということは連想させれば恐竜につなげることもできる。怨念怪獣向けかもしれない。
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