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20040301
アイデア探し。

同人作家さんに感想を届ける話。

殺し屋トーナメントの着想はあんまり好きではなくなってきた。
この着想の場合主人公のモチベーションが謎要素として進行し、クライマックスでそれが判明するという流れになる。それが判明するまではそこに描かれるアクション自体が関心の中心になる。つまり戦いだ。戦いをメインに描きたいわけではない。

「素晴らしい作品に接したら感想を伝える」というポリシーに密着したお話がいい。PFAOSでのナカヨシが「自由意志にこそ価値がある」というポリシーに密着したように。PFNWでのルッディが「開拓は悪」という理念に貫徹したように。

「素晴らしい作品に接したら感想を伝える」というポリシーから発する行動の量を増やすべきではないか?
ひとりにではなく三人に伝えるとか。

伝えにくい相手に伝えるとか。
例えば主人公は王様で、
* 敵国の将軍が同人作家
* 自国内の最下層階級の貧民が同人作家→身分制度があって嫌な設定だな

主人公は世界的に権威のある作家とか映画監督とかで、
* 同人作家は小学生
* 同人作家は最近活動再開した普通の主婦

うーん。
上から下という方向のコントラストは嫌だな。平等の精神に反した前提を必要とする。
「敵」「異者」というのが良い方向か。「壁を超える」。

勇気?
戦場。にらみ合う両軍。戦線は膠着状態。ひとりの侍が両軍の中央に歩み出す。銃口が一斉に彼の方を向く。うーん。

映画『上意討ち 拝領妻始末』が好きなんだけど、この映画もエッセンスを取り出すなら「侍が我を通して藩に盾突き勝ち目のない戦いに挑む」というものになる。しかしそのエッセンスだけを描くのではなく前後のつながりの展開を描くことで尺をもたせている。

「同人作家に感想を伝える」というのがクライマックスに来て、その場面の価値を際立たせるような前後の展開を考えて付け足すことができれば良い。

上意討ちだったら、クライマックスへの溜めとして、主人公の侍が自分の感情を押し殺して耐えて耐えて耐えまくってという様子が描かれる。
クライマックスがカタルシスとして働くなら、落差をつけるためにそこに至るまでにはクライマックスにおいて供給されるものの過剰な欠乏を描くといいというのが一つの方法。
すると現状の着想ではクライマックスでは同人作家に感想が届けられるので、いくら描いてもなにもフィードバックが得られなくて苦しむという同人作家の様子を描くのが理にかなっている。
しかしそうすると、クライマックスに至るまでに描かれるべきなのが主人公の様子なのではなくて同人作家の側の様子になる。主人公はこの着想だといわば救世主のポジションになり、クライマックスにだけ登場すれば良いという感じになってしまう。

私は主人公の善行・美挙を描きたいという要求を持っている。
救う側。なので「救われる者」にカメラの三脚を置いた展開のお話ではポジションがマッチしない(脇役になる)。
同人作家に感想を伝えるというのは美挙だとみなしている。
その他の美挙とつなぎ合わせてシナジー効果を狙ってはどうか。
同人関係でいうと… 高いギャラで絵を描いてもらう依頼をするとか。

こんな時間か。ここまで。

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作品の感想を伝えようとするとき、プレゼンの準備をする。「ここがいい」「ここがすばらしい」「分析したところこのテーマがあなたの固有の特徴なのではないか」みたいな文章を書く。物によっては図を作る。そういう準備のプロセスを描いてはどうか。感動を伝えるために努力するプロセス。言語化。
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