Memo - Love & Comic - いしいたけるのマンガのサイト

Love & Comic 本サイトへ戻る

<< 20011501 | main | 20011601 >>
20011502
考え事。

映画『レプリカズ』を観ていた。アマプラで。これは死んでしまった家族の脳の情報をクローンに植え付けるという内容で、十三機兵をきっかけに考えていたSF要素が扱われているのでタイムリーだったためチョイスした。キアヌ・リーブス主演。
面白かったけどすごく面白いと言うほどではなかった。普通な感じ。


SFというジャンルへの愛着が最近伸びていて良い感じ。いくつか描くことで自分のものとしたい。なんだけどもうすぐピクファンなんだよね。

愛について。
十三機兵のシナリオで感じる特徴のひとつに「恋愛至上主義」がある。どの登場人物も恋愛している。それが最上の価値になっている。
で、私の課題のひとつが「二次元美少女を断念する」なので恋愛は原則的に描かない方向で進みたい。
なんだけど、やっぱりキャラクター同士の愛情や信頼し合った様子はとてもグッと来る。物語の魅力だ。扱いたい。
矛盾している。
そこで、癌を外科手術で除去するように、「ここは切って良い」「ここは切っちゃダメ」という線引を精密にやっていくしかないのかなと感じる。胎内回帰願望を満たすような、自分が持つ愛されたいという要求を安易に満たしてしまうような恋愛の描き方はNGとして避ける。恋愛としては扱わず、人間同士の美しい信頼関係は…
何をNGとして何をOKとするのかの線引、難しい。
私も現実世界で孤立したいわけでも孤立しているわけでもない。他人とつながることには価値がある。一方で、他人に過剰に期待したり、他人を束縛したり逆に束縛されたり、要は悪い価値が作り出されることもある。
人と人との間には良い価値も成立するし悪い価値も成立する。当たり前のことか。政治でも勉強でも仕事でも趣味でも、何でもそうだ。良いものも悪いものも実現可能だ。

人と人との間に成立する価値。
良いものと、悪いものと、麻薬があるという風に三種類で考えたらどうか。

良い:
* お互いがリラックスできる
* 楽しめる
* 束縛しない
* 過剰に期待しない
* 信頼
* 淡い
* 他者性を許容する。適度な距離感
* 対称的でお互いに苦を押し付けず分担する

悪い:
* 過剰に期待する
* 執着する
* 粘着的
* 束縛する
* 非対称的で片方に犠牲を強いる
* 他者性を許さない。距離感が近すぎる

麻薬的:
* 非対称的で片方に都合がいい
* 片方が無条件でもう片方に愛情を抱く
* 甘ったるい
* とても心地よい
* 他者性がない
* 距離感が近すぎることが事故を産まないように描かれる


だから人間関係の魅力を描くにしても、バランスが重要だ。切断すればいいというものでもないし密着させればいいということでもない。適度な距離が重要。スパロボの射撃機体のように、近すぎても遠すぎても攻撃が当たらない。




取り掛かっているSFのアイデアの続き…
の前に、機兵について考えたいんだった。
自分が機兵のような決戦兵器モノを描くとしたらどういうのが考えられるか、というアイデア。

自分には向いてない題材だとは感じる。
* 「人類の悪」のような絶対悪的存在を考えるのは苦手。なぜなら善悪は立場が代わると入れ替わると考えているので。
* 決戦兵器なので乗れるのは「選ばれたもの」のみになるが、私は「選ばれたもの」という立場が好きではないので。選ばれるという受動的理由より自分が選んだという能動的理由がいい。ならパシリムのように選考試験で合格して勝ち取らせればいいのか。

機兵、というか決戦巨大兵器はなにの象徴か。
個人のアイデンティティの拠り所? 私ならマンガとか。うーん。

十三機兵の場合、各キャラクターたちが機兵になるまでの経緯を長いお話で描いている。
主人公は選ばれた者で兵器に乗らねばならないとして、そういう困難に直面したときにどう振る舞うかというところにテーマの焦点を持ってくる?

「決戦兵器に乗る」についての連想:
* ワクワクする
* 自分の機体に愛着がわき、アイデンティティの一部になる
* 戦いが恐ろしい
* 死への恐怖
* 負けたら人類が滅ぶという責任の重圧

与えられた機体が自分のアイデンティティになる、ということへの危機感を抱くというのはテーマになるかもね。それは与えられたものであって自分で選んだものではないからアイデンティティにしてはいけない。巨大兵器に惹かれるがその誘惑と戦うというテーマ。二次元美少女を断念するのと同じテーマだ。

選ばれて割り当てられた決戦兵器と、自分で選んで取得して自分で改造やメンテしている個人用メカとがあり、最終決戦で後者を使うとか。じゃあ決戦兵器乗れないじゃん!
どうも自分のお話の傾向と決戦兵器とがマッチしないんだよね。
「運命」でどうだろう。決戦兵器の象徴。パイロットに選ばれ、乗る機体があてがわれ、人類存亡のために戦わされる。個人の意志に関係なく。個人の意志を超えた運命。それに従うのか抗うのか。抗おう。やっぱり乗らない流れじゃん!!


今日はここまでにしておくか。
| マンガについての考えごと | 00:13 | - | - | permalink |
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES