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20011501
雑記ふたつ。

* 二次面接終了
* 十三機兵防衛圏クリア


転職活動で受けている一社、第二次面接を終えてきた。
手応えはいい感じだった。特に失言もなかったのでこれで落ちていたら例によって相手の求めているものと自分とのミスマッチによるものだろう。
恐るべきことに仮にこのプロセスを通過しても第三次面接があるのだという。大惨事だよ! 普通に働いている人間にとって平日に面接の都合付けるの大変なんだけど。

今回聞かれそうなことを予測して準備して行ったのでその準備は役立ったんだけど、予想してない質問も来た。
「あなたは自分をどんな人間だと思いますか」「他人から、あなたはどんな人間だと言われますか」というもの。
「おおざっぱ」とかしどろもどろで答えた。第三次面接があるかどうかは不明だけど考えておこう。


十三機兵について。ネタバレ注意。
数日前に感想書いたっけ。そこから感想の大筋は変わってない。
だから感想がどうというより十三機兵に刺激を受けたのでこういうことをしたいとかこういう学びを得たとかを考えるべきだな。

学び…あんまりない気がする…
同一人物が様々な姿で登場するという手法は勉強になったか。これは他の作品ではあんまり見ないというか「これはあれが元ネタだな」というのが私にはパッとはわからなかったので「十三機兵の手法」という認識になった。

同一人物の様々な姿。
ハードウェアが違う:
* 元の体
* 本人のクローンの体(いろいろな年齢)
* 別人のクローンの体
* 人間型ロボットの体
* 兵器にAIとして搭載
* メカメカしいロボの体
* ホログラフ
* 他人の脳に架空の人物として寄生する(ファイトクラブにおけるブラッド・ピットのように)

ソフトウェアのバージョンが違う:
* 元の人格
* 元の人格の年齢違い
* 元の人格から複製された人格が独自の経験を積んだもの
* 元の人格の一部分


人格を複製するとそれぞれが独自の経験と知見を蓄積していくので人格が分裂していく。
性格(行動様式における静的諸要素)が同じでも持っている情報が違う場合、キャラとしてはやはり別になる。
というか性格も持っている情報も同じでもボディが違う場合やはり別のキャラになる。
ということは同一人物を元にしてもちょっとずらしてやるだけで別のキャラになるんだな。『ドラえもん のび太の大魔境』で未来から来た自分に助けられるという展開があるけど、脳も体も同じだけど積んできた経験が少し違う同一人物はもはや別のキャラだと考えていいんだな。

この「同一人物の複数の姿」というのはどういう象徴だと考えられるか。
仏教的な万物流転や輪廻転生ではないか。
もとの人格はひとつだとする。
それを属性の偏らないフラットな人造ボディに植え付けて人口を増やしていく。
もともと同じ人格のはずだが配置された場所や積んだ経験によって分化して行く。
数千年も経てばもとがひとりだということに気づかれない。
というかこれ普通に遺伝の話だな。ミトコンドリア・イブの話になるよね。
すると、「コピーは同一人物ではない」となる。
十三機兵でいうと三浦慶太郎とBJとは同一人物が元になってるんだけど上記の理由から同一人物ではないとなる。

「同一人物でもこんなに異なる」ということを表現したい場合、「同一人物が複数のカタチで現れる」というアイデアが使える。
* 成長の前後を表現する
* 望まないバージョンの自分を敵対者として出して、自分は自分の意志と選択で自分を超えてみせるみたいな展開
* 良い自分と悪い自分とが出てくる。悪い自分を乗り越える… これは自分のダークサイドとの戦いというよくあるテーマだな

応用を考えるのではなくもっと小手先のテクニックとして一旦消化したい。
ミウラAIが好きだということだ。機兵のAIに入っているところもBJに入っているところも面白い。
自分のマンガにフィードバックするなら… ナカヨシを複製可能な人格素と考えて、ロボットなり端末なりに入れる。
で、そうか、それ単体で面白いわけではない。人間のバディがいて、それとやり取りするところがグッと来るのか。BJとナツノ、17番機と関ヶ原。

複製の概念はファンタジーにはあんまり出ない、SF的発想かもしれない。これをうまく使うとSFっぽいお話にできるのかも。

SFの何たるかはまだ私には理解が進んでないんだけど、現実世界におけるテクノロジーを空想に応用するということだと一旦しておく。
私はプログラマなのでコンピュータのテクノロジを着想元にできるんじゃないか。

* 人間をソフトウェアとハードウェアに分けて認識する。
* ソフトウェアもハードウェアも複製可能
* ソフトウェアをハードウェアに積むとして、どんな組み合わせも可能
* ハードウェアは交換可能
* ソフトウェアは情報に過ぎない
* ハードウェアも同様に、設計という情報に過ぎないとも言える
* マンガ『ぼくらの』的世界観で言うなら、現実世界に物理的に存在するということも空間上の情報でしかない

うーむ、やはりこれらを単体で考えても特にワクワクしない。これがどういう思想に結びつくのか、何を象徴するのかというところと噛み合ってこないと自分の手札にならなさそう。

お話を考えるときに必要な要素を発想するのにあたってSF的思考が役に立つ、という程度のものになるかな私の場合。
敵対者とか協力者とか。敵対者は自分のクローンで負の方向に成長したもので、協力者は自分の思考パターンをインストールしたロボットとか。自分しかいない世界というのがSFなら普通に作れる。描きたいかは別として。


ミウラのバリエーション(人間/BJ/機兵AI)には惹かれる一方、十郎のバリエーション(少年/大人/一部の人間にしか見えない幻)には惹かれなかった。両者の違いはおそらく一貫性で、十郎はバリエーションごとに持っている情報や目的が違ったりしてややこしい。

「同一人物なのに違う存在」というおもしろ要素があるとして、
* ソフトウェアに一貫性があり、ハードウェアがさまざま→好き
* ソフトウェアに一貫性がない→そんなに好きじゃない

というのが私の好みらしい。


「いつか自分版を描きたい」という憧れ。これを養うのには十三機兵はかなり役立つ。これに取り組むべきだな。
いつか描きたいあこがれ要素。
* 機兵:超巨大なロボで、人類存亡の戦いにおける決戦兵器。パシフィック・リムのイェーガー、『ぼくらの』のジアース
* ミウラ/BJ/機兵17番機AI:もともと人間だったものがAI化して機械に搭載されたもの

「複雑なシナリオ・設定」にはあんまり惹かれないみたい。それよりもポイントが絞ってあってシンプルでわかりやすい設定やシナリオのほうがいい。
「深宇宙探索」「テラフォーミング」なんかも興味薄い。象徴性を見いだせてないからかな。

テラフォーミングはきちんと考えれば象徴性見いだせそう。
世界は自分の思い通りにならない→自分の思い通りになる世界を作ろう→テラフォーミングみたいな流れ?
世界創造。神の所業。だからテラフォーミング担当者は神のようなもの。ということは神になりたい人物がテラフォーミングする?
あるいはテラフォーミングは自然を壊すわけだから罪であるという思想とか。テラフォーミングを侵略と考える。するとテラフォーミングするべきではない。テラフォーミング抵抗運動。


考え事の焦点がぼやけてきたのでこの辺にしておこう。

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同一人物を複数のキャラとして出す場合、方向が2つある
* 同一人物でもこんなに異なる:中-異なる/外-同じ
* 見た目がこんなに違くても中身が驚くほど同じ:中-同じ/外-異なる

後者のほうが好みだ。
| 雑記 | 20:42 | - | - | permalink |
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