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20011301
PS4のゲーム『十三機兵防衛圏』をプレイしている。
面白い。
知り合い(偉大なるアロハJ氏)なんかは「10年に一度の神ゲー」といっていた。

で、私は偉大な作品に対しては嫉妬心を抱くので嫉妬心が邪魔して興味を持ってからなかなか手を出せずにいた。この連休でやっと重い腰を上げてプレイし始めた。

まだクリアしてない(あとちょっとのところまでは来てる)けど一旦ざっくり感想。

先に戦闘パートについて。
かなり面白い。今までやったことのあるどのロボットゲームとも違う感じ。大きく言うとスパロボとかのシミュレーションに似てるけど。
慣れるまではどの機体が自分の好みか判断しかねてたけど使ってみたら第3世代が気に入った。

第一世代:近接型。強いし使い勝手いいけどどうも私のタイプではない気がする。
第二世代:汎用型。使いにくく、強さを感じにくい。
第三世代:遠距離型。今作は拠点ディフェンスなので敵は向こうから近づいてくる。どんな状況でも腐らない行動ができて強い。
第四世代:飛行支援型。バリア貼って味方を守れる。空飛んでて移動に有利。

以前なら支援型が好みだっただろうけど、最近は「他人を必要としない」ということに価値を置いているので支援型じゃないほうがいいという好み。
なんだけど過剰に他人不要に価値を置きすぎると無意味に孤立して自分を追いつめる気もする。程々に。
大量のザコ敵を広大な範囲の攻撃で一網打尽にするとすごく気持ちいいし一直線に並んだ敵に貫通攻撃当てるとやはり気持ちいい。




シナリオについて。
見せ方が面白い。非常に複雑な内容を各キャラクターに割り振って絡み合うように構成している。十三機兵の面白さのキモはこの「情報開示段階の管理」にある思う。

ただ、自分にとっては神ゲーと言うほどではなかった。
デトロイトビカムヒューマンは私にとって神ゲーだった。
十三機兵とデトロイトBHとの違いは「現実社会との関連度」だという認識。

デトロイトBHの構成要素。
* アンドロイド差別
* アンドロイドが権利を勝ち取るための戦い
* アンドロイドと人間との間での葛藤
* 闘争における平和的手段と暴力的手段とのせめぎあい

アンドロイドは「差別を受けるもの」全般の象徴だ。人種、宗教…
権利を勝ち取るための戦いはアメリカの公民権運動の歴史を下敷きにしている。
デトロイトBHは現実社会や歴史に根ざした内容で、プレイヤーにとっても現実の問題として受け取ることが可能だ。

十三機兵はそういう、現実社会に反射する要素は特にない。
お話の中の絵空事で終始する。
だから作品内で起こっている事実が複雑であったり設定が凝っていたりしても、その先がないように感じる。その先というのは主張とかメッセージとか哲学とか、「それが我々の人生にとってどう関係してくるのか」というところ。
「なるほど、そんな複雑な出来事が起こっていたのか」「なんと、真相はそういうことだったのか」「だから何?」という感じを受けてしまう。

映画『ジャスティス・リーグ』では倒すべき敵がステッペンウルフというやつだったけど、どんなやつだったか印象が薄い。強いのだけはわかるけど、「だから何」系の敵役だった。

十三機兵で描かれる真相や人類の敵や事件の原因やなんかの核心は、おそらく「面白いから」以上の理由を持ってないのではないか。まだクリアしてないから推測でしか無いんだけど、もしそこに主張や象徴といった「現実世界に食い込む楔」があるのならこれまでの時点でビシバシ感じているはずだ。
お話を面白くする以上の動機はないように見える。まあエンターテイメントのゲームなんだからそれ以外は要らないんだけど。私の好みでは社会的メッセージなんかがあったほうが好きだ。

記憶が混濁したり人格が入れ替わったりするギミック、筋をいたずらに複雑化させるだけで私は好きではない。「シナリオこんなに複雑にしたぜ、すごい職人芸だろう!」と技工を過剰に誇っているように見える。わかりやすくするためにシンプルにしてはならない理由も特に感じない(主張が込められているわけではないので)。


というふうに、嫉妬をスタート地点にしてプレイし始めたゲームなのでかなり辛口な感想になりましたとさ。第三世代機兵でレールガンとか撃つの好きですね。
| ゲーム | 22:29 | - | - | permalink |
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