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20010501
アイデアを考えよう。

映画『アイ、ロボット』を観た。AIとかロボットとかの内容。とても面白かった。やはり私はSFではこのテーマが好きなんじゃないか。
宇宙ものやタイムトラベルものや並行世界ものやエイリアンものよりもAIロボットのもののほうが好きだ。

もうちょっと分析しよう。AIやロボットという要素そのものが好きなのではないな。
「人間と異なる存在」とか「自我」とか「実存」とかのテーマが好きなんだな。
だから猿の惑星シリーズもやはり好きだ。猿人たちと人類との関係が面白い。

2つの異なる種族、というか人類ともう一つの種族がいて、その2つの相克なり融和なりが描かれるのが好きなのかな。
* アイ、ロボット:人類とAIロボット
* 猿の惑星:人類と猿人類
* Xメン:人類とミュータント
* デトロイトビカムヒューマン:人類とAIロボット

だから「人類と異星人」というケースも有り得るんだけどこれに該当する作品はぱっとは思いつかない。ガンダムAGE?

じゃあ「自分にとっての中心的SFジャンル」はこの「人類ともうひとつの知的種族」ということで良い? 最初の仮説では「ディストピアもの」だったんだけど実際の作品を見て盛り上がるものは「人類ともうひとつの知的種族」ものが多い。

じゃあいま練ってるアイデアをこのジャンルに寄せられないかな。
ふたつの種族は人類と何? アンドロイド。AIロボット。人類によって人類のために都合良く作られた存在。で、これは「マンガやアニメのキャラ」の象徴である。人類と創作物、とも言える。

せっかくアイロボット観たんだから途中まで展開を同じにしてアイデアを考えてみたらどうか。
AIロボットの普及した未来。
ロボットは持ち主を無条件に愛する従順な存在。
ロボットを製造してるメーカーがある。
ロボットの開発者の博士が持ち主を必要としない自由なロボットを作り、社長にバレて暗殺される。
この自立ロボットをなんとしても抹殺しようとする社長と、この自立ロボットを逃がそうとする主人公との戦いになる。

うーん

『アイ、ロボット』には社会のインフラになってる巨大AIがいる。これがロボットという種族を代表する知能になっている。これが人類と敵対するからこそ、これを破壊することでお話に決着がつけられる。
私が描きたいお話の場合、むしろ自立したロボット(=他者)を過剰に恐れる人類の脆弱な自我こそが敵になるので、このセントラル人工知能はそぐわない感じになるな。
むしろ人類側の強大な意思装置が必要。するとそれは人工知能ではなく、影響力の強い個人になるか。ロボットメーカーの社長だよなあ。

嫁アンドロイドに愛されることで自分を支えている、脆弱な自我の持ち主。
主人公と対決して敗れる。社長だったらそういうふうに前線に出てこないよなあ。対決するのは末端の立場の人間の仕事であるように感じる。でもマッドマックスFRではイモータンジョーは前線に出てくるか。
この社長は「他人が怖い」ので身近に人間の従業員を置いてない。嫁アンドロイドのみで周囲を固めている。

敵対者に必要な要素。
* 嫁アンドロイドに愛されることによって自分を支えている
* 他者を過剰に恐れ、はぐれアンドロイド抹殺を推し進める
* 主人公と対決する

社長的な存在にするかパイロット的な存在にするか。
ロボットメーカーの社長だと主人公との直接対決が不自然に感じるが、「はぐれアンドロイド抹殺に執念を持つ」という点では自然。
パイロット的存在だと主人公と直接対決するのは自然だがはぐれアンドロイドを許さないという点で影響力が大きいのは不自然。
マッドサイエンティストならどうか。自らの発明を用いて実際に戦いもするだろうし、自分の求めない発明品の抹殺に執着するのも自然。うーん。

「はぐれアンドロイドを認めない」という他者恐怖を個人に担わせるのではなく社会システムとして表現する? はぐれアンドロイドは違法な存在。警察権力が取締に動く。すると主人公は国家権力と戦うことになる。ちょっと話のスケールが大きくなりすぎてキツイな。

アーマードコア的世界観で行くなら、はぐれアンドロイド捕獲・討伐系の依頼がアンドロイドメーカーから出される。依頼を出している個人が誰なのかが曖昧になるけど「はぐれアンドロイドは許されない」という方向性を示すにはその程度で十分でもあるな。
で、その企業に属するレイヴンが嫁アンドロイドに過剰に依存した者?

『アイ、ロボット』でもロボットメーカーに属する登場人物はたった三人だ。
* 老人の科学者(登場時には死んでる)
* 女性の科学者
* 社長

社長クラスのキャラをバンバン出していい気がするな。

あー

マンガにゲーム的ワクワク、少年漫画的ワクワクを持たせるなら今念頭に置いてる搭乗型ロボットにアイデアを注力するのがいいんじゃないか。
ただ、自分の能力だとデザインもできないし描けもしないのが問題ではあるんだけど。
そもそも何と戦うロボなのか。これは別に人類の敵とか設定しなくていいのか。アーマードコアの世界だってそういうのはない。企業同士が争っていてその前線で戦っているのがロボットという程度。

あー

搭乗型ロボットを出さない場合どうなる?
敵対者は嫁アンドロイドたちに守られている。
すると武力として嫁アンドロイドを繰り出してくる? すると主人公が戦うのは主に敵対者所有の嫁アンドロイドとなり、美少女キャラを破壊してばかりという展開になる。嫌だなそれ。
嫁アンドロイドは武力ではない? では何が武力なのか。やはり搭乗型ロボット? それともドローンみたいに描きやすい物体として工夫する?
二次元美少女に愛されることで自分を支えるということをマンガ的かつ武力として表現すると搭乗型ロボットであるのが一番しっくり来る。じゃあ素直にそうするか。アーマードコアのようにイメージするから難しいので別の工夫ができないか。戦隊もののロボットならコクピットが部屋みたいになるので描きやすそう。メカゴジラのような巨大さで考えるなら体積に余裕があるので内部が描きやすそう。

現状のアイデアで「とりあえず必要要素が揃う」形でまとめると以下のようになるか。
* アーマードコアのような世界観
* 敵対者は嫁アンドロイドの発明者兼そのメーカーの社長で、はぐれアンドロイド絶対許さないマン
* 搭乗型ロボが存在し、嫁アンドロイドはその拡張AIとして武力に転化できる
* 敵対者は自らの嫁アンドロイドを使ってロボットに搭乗するパイロットでもある
* 主人公もロボットパイロットで傭兵

主人公の成長は「非情→情」のパターンにしたらどうか。
冒頭の依頼で、はぐれアンドロイドの討伐を行う。このときは事情がよくわかっていない。相手を破壊する際に「これやってはいけないんじゃないか」と感じるんだけど「生体反応はないだろ」みたいに諭されて実行する。でもこれが引っかかっている。
事情がわかり、アンドロイドだからといってただの物のように破壊できなくなる。情が湧く。その変化を成長とする。うーん。

プロット。
第一の依頼。
ターシュ(はぐれアンドロイドが進化したもの、この時点では正体不明)の討伐。
嫁アンドロイドメーカーからの依頼。開発者兼社長兼パイロットのワンマン社長も同時に出撃する。
このとき、ターシュは怪獣的な恐怖の存在として強調される。



ちょい待ち。着想。
主人公が嫁アンドロイドメーカーのお抱えパイロットとして雇われるところから始めたらどうか。
で、乗機を与えられる。嫁アンドロイドとの二人乗り設計のロボ。そうすれば「嫁アンドロイドを導入して彼女との絆が深まるほどにロボがパワーアップする」というルールを持ち込める。読者をミスリードするのに使える。
もしくはこの機種のテストパイロット?
それともやっぱりフリーの傭兵で、最初の依頼の際にこの新型をレンタルして任務をこなし、成功報酬としてこれを手に入れる。この新型を普及させたいメーカーは結構気前よくくれる。
主人公は自分の愛機の旧型の一人乗りも持ってる。

第一の依頼。主人公は旧型一人乗りに乗る。任務の同行者がAI二人乗りを使って圧倒的性能を見せる。任務完了時の報酬で主人公も新型をもらう。その先の展開として「嫁アンドロイドと出会う」「絆を深める」「新型を使いこなす」が来るとミスリードさせる。

依頼後、脱走アンドロイドと出会う。持ち主を持たされるのを拒否して脱走したアンドロイドは始末されてる、自分の親友も最近始末されたと話す。主人公は自分がやったのだと気づく。すると主人公の動機は贖罪か?

脱走アンドロイドを逃がすのに協力する。
追手が来て、ロボットに搭乗して対決しなくてはならない。
冒頭で手に入れた二人乗りは嫁アンドロイドなしでは動かせない。脱走アンドロイドが主人公のパートナーになる、と見せかけて、主人公は旧型の一人乗りで迎え撃つ。
このときの相手のロボットは更にサブパイロットの多いタイプで、嫁アンドロイドが3人乗ってる。
* 嫁Aはパイロットを「マスター」と呼ぶ。サーヴァントのイメージ
* 嫁Bはパイロットを「提督」と呼ぶ。艦娘のイメージ。
* 嫁Cはパイロットを「プロデューサー」と呼ぶ。アイドルのイメージ

主人公が敵対者のロボットを倒す(殺しはしない)
主人公の乗機も敵対者の乗機も大破する。

からだのメンテナンスができない脱走アンドロイドは肉体が保てなくなる。
脱走アンドロイドは肉体を放棄し、新型ロボットにメイン回路を移す。巨大ロボットに自我を移した脱走アンドロイド=ターシュになる。
主人公は新たに誕生したターシュを見送る。ターシュはどこか遠くに逃げていく。

一旦区切ろう。
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