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20010401
アイデアを考えよう。

ロボットもので行けるかどうかの吟味。

着想。
はぐれアンドロイドがそのまま進化すると自身がAIをつとめる巨大ロボットと融合してエヴァの使徒のような怪獣的存在になる。
怪獣は驚異の象徴。他者こそが恐怖の対象。怪獣に他者を象徴させる。
はぐれアンドロイドが怪獣化する。
という着想はいいとして、普通に考えれば巨大ロボットとのひも付き権限ははぐれアンドロイドからは剥奪されているはずだ。
はぐれアンドロイドを怪獣化させる組織が存在する?
それが主人公?

主人公の系統を絞れていない。
* クズから始まり、成長する
* 哲学を持った存在として始まり、それに従って行動する


今日は映画『ペイチェック 消された記憶』と『皆はこう呼んだ 鋼鉄ジーグ』を観た。
どちらの映画も主人公は基本的にはクズではじまり、ヒーロー性に覚醒する。映画は本質的に成長を描くからだ。

クズで始まる主人公の映画の問題点は主人公が覚醒するまではストレスフルだということだ。
ということは私は主人公がはじめからヒーロー的な哲学・行動原理を持っていてほしいんだな。そういうのを描きたい。
一方で、主人公は成長すべきだと思う。すると哲学的存在から始まった主人公をさらに成長させるにはどう描くのかという工夫になる。それが「醜い自分を受け入れる」だというのが一つの仮説。

今回の着想で行くと…
自分の嫁アンドロイドが欲しい主人公が嫁アンドロイドを盗む。で、自分を主人としてインプットしようとするところで色々あってアンドロイド解放に心変わりする。これだとクズスタートの主人公。

主人公は「アンドロイドにも自由意志を認めるべきだ」という思想を持っている? はじめから解放目的でアンドロイドを盗む? これだとなんか違う気がするなあ。
マッドマックスFRのマックスはフュリオサたちを解放するために戦いを始めたわけではない。戦いに巻き込まれ、成り行きでフュリオサと共闘するようになる。成り行き要素は必要。

すると選択肢はもっとピンポイントでいうと次の2つか。
* 主人公は自分の嫁アンドロイドを欲しがっている
* 主人公は、人間は嫁アンドロイドのようなものに頼ってはならないという哲学を抱いている

後者で行くなら、「誰も彼もが嫁アンドロイドを持っているような社会で、あえてそれを持たないでいる変わり者の主人公」というキャラになる? でもこれだと「嫁アンドロイドとカップリングするに違いない→最後までそれをしない」という意外性を持たせにくいかな。

嫁アンドロイドを普通に購入して起動したら設定を終える前にそれを拒否ってきたとか。

何を表現したいのかが定まっていないから主人公像が固まらないのだ。そこを考えるべきだ。

* 与えられた定めよりも個人の意志が大事
* 二次元美少女を断念する

嫁アンドロイドが欲しい主人公がそれを断念してアンドロイドの独立を手伝う話。
嫁アンドロイドなんぞに頼っては人間がだめになるという考えの主人公がアンドロイドの独立を手伝う話。
両者の違いはなにか。

感情移入のしやすさ? 嫁アンドロイドがほしいなというスタートであるほうが読者も「俺もそう思う」と同意するかもしれない。でもそうでもないかもしれない。

「嫁アンドロイドが欲しいなあ」スタートの主人公、どうも私が忖度を発動しているように感じる。普通の考えと偏った考えとがあり、普通の考えからスタートさせるのがお話作りのセオリーだという「ルール」を念頭に置いている。
主人公がはじめからユニークな思想を持っている方が個性的であるし、自分に正直になるならそういう主人公を描きたい。

今回のはなしでの結論となる思想を主人公ははじめから持っている。つまり、嫁アンドロイドであっても自己の選択があるならそっちを優先させるべき。ターシュ(他者)をモンスターや敵とみなさずに対話すべき。だから『上意討ち』における三船敏郎のような立ち位置になる。
なので主人公の成長をどう描くかという点こそ課題にすべき。

成長…

こういうのはどうか。
美少女アンドロイドに頼るようでは自我が軟弱になるのでそんなもの持つべきではないというのが主人公の当初の思想。しかしこれは机上の論であってかなりやせ我慢が入っている。本音のところでアンドロイドだろうがなんだろうが愛されたい。
で、脱走嫁アンドロイドを助ける途上でピンチを乗り越えるために主人公とアンドロイドとの間でパートナーシップを結ぶかどうかの選択の場面になる。この時主人公はすぐ決断できなくて葛藤する。つまり本音を言うと嫁がほしい。しかしやせ我慢を発動して踏みとどまる。この机上の空論→実践というステップアップを成長とする?

うーん。
やせ我慢するのが成長?
なにもない、しかし美を選ぶ。

あ〜待てよ。
主人公は「美少女アンドロイドとパートナーを組むパイロットの候補生」でどうだろう。
美少女アンドロイドAI搭載型巨大ロボがあり、主人公はそのパイロット訓練生なんだけど、内心では美少女アンドロイドAI制度はないほうがいいと思っている。
コンビとして配属された美少女アンドロイド(配属時は未契約)と話をしてみるとふたりは意見が一致する。そこでふたりは協力して脱走する。うーん…

あんまり盛り上がってこないな。

アーマードコアみたいな世界にしたらどうか。ロボット乗りの傭兵が職業になっている。
ロボットの拡張AIを兼ねた美少女アンドロイドは新しい発明。ロボットの拡張パーツ=付属品。だからロボットに必ずしも必要ではない。
ターシュという謎の恐るべきロボットがいて、これが討伐対象になっている。
ターシュに対抗できる強力な技術として嫁AIが登場する。実際には嫁AIが進化したものがターシュになる。


着想。
アーマードコアのような世界。
主人公はレイヴン(傭兵のロボット乗り)。
ある依頼を受ける。依頼の内容はコードネーム「ターシュ」と呼ばれる暴走ロボットの討伐。
コンビとして高ランクレイヴンと組まされる。主人公がサポートで相方が主戦力。相方は少女アンドロイド型拡張AIをロボットに搭載していて、圧倒的なパフォーマンスを発揮する。これからの時代はこの技術がスタンダードになるだろうなという風潮。
最初の戦闘。ターシュと呼ばれるロボットを追いつめて倒す。ターシュは別にテロや破壊活動を行っていたわけではなく、まるで狩りの獲物のように倒される。主人公は嫌な気分になる。
第二幕。その後、主人公は偶然から逃亡美少女アンドロイドと出会い、匿う流れになる。
アンドロイドは人間に従属させられるのなんて嫌で、独立したいと言っている。主人公は逃がすのを手伝うことにする。
アンドロイドに追手が掛けられ、それが冒頭のミッションで組んだ高ランクレイヴン。
逃げるうちにターシュの正体が彼女同様に逃亡したアンドロイドが自己進化した結果独立してロボットのAIとなったものであると判明する。
追い詰められる主人公とアンドロイド。ここを切り抜けるには主人公とアンドロイドとが契約して2人でロボットを動かして戦うしかない!
というところで、主人公はアンドロイドを逃し、単独で高ランカーと対決する。
主人公が高ランカーを倒す。ここではロボットの強さ=自我の強さであり、美少女に支えてもらっているランカーの自我が脆弱であることが暗示される。
主人公は乗機をアンドロイドに明け渡し、アンドロイドは自己進化を完遂してターシュになる。
ターシュとなったアンドロイドは主人公に別れを告げ、自由の世界に逃げていく。ということは自由を得るにはアンドロイドのままでは不可能でターシュになる必要があるという設定が必要だな。

一旦そんな感じ。アイデアを寝かせてみよう。
| マンガについての考えごと | 00:53 | - | - | permalink |
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