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20010201
着想。

進化型アンドロイド「YoMee(ヨ・ミー)」。
持ち主との絆が深まるに従って進化していく。最終進化系をトゥルーエンドと呼ぶ。

持ち主のいないアンドロイドは違法な存在で取締対象。回収されて持ち主が設定される。
持ち主がいないままである程度進化してしまうと持ち主設定が不可能な状態になってしまう。これをターシュ(他者)と呼ぶ。ターシュは違法な存在で回収ではなく処分される。

映画ブレードランナーで説明。
* 違法アンドロイド=違法レプリカント
* 違法アンドロイドを取り締まる者=ブレードランナー

エヴァンゲリオンで説明。
* 持ち主のいるアンドロイド=エヴァンゲリオン=回帰すべき母体
* ターシュ=使徒=恐るべき他者

あらすじ。
主人公が持ち主のいない違法アンドロイドと出会う。
違法アンドロイドはブレードランナーに追われている。主人公が匿う。
読者には「主人公がこのアンドロイドとパートナーになってトゥルーエンド進化することでハッピーエンドになるんだろうな」と予感させる。
実際には違法アンドロイドは進化してターシュになり、主人公は「ターシュを排除すべきではなく対話によって対等な関係を築くべきだ」という方向の活動をする。

必要なアイデア。
主人公は何者? やはりブレードランナーで最初は違法アンドロイドを取り締まっている?
主人公と違法アンドロイドがパートナーになるに違いないとミスリードさせるには、敵を打倒するためにパートナーシップを結ぶことが選択肢に入るようにお話を展開させないといけない。なので違法アンドロイドが「絶対にパートナーなんて持たない」ということを最初から掲げているとおかしい。
違法アンドロイドに執着する個人(敵対者)がいて、違法アンドロイドが逃げているのは一見「この人物が嫌だから」だと解釈できるようにできると良さそう。そうすると主人公とならパートナーになるに違いないと読者を誘導することができるんじゃないか。
すると取り締まりのために追ってくるブレードランナー的存在はこの敵対者の手先? それとも敵対者自身? それとも体制が繰り出してくる公的存在?
違法アンドロイド(=ヒロイン)は「人の持ち物にならされる」という運命から逃げているんだけど、当初は「ある特定の人物から逃げている」ように見える。


今回のアイデア、当初の目論見では香港のデモを下敷きにと考えていたんだけどその要素は薄れてきた。
ま、そこに無理にこだわらなくてもいいな。「美少女を断念する」「実存」あたりがうまくSF設定に組み込めていたらそれで良しとする。でも香港デモ要素を入れられるならより良い。


主人公は何者?
作中での役割。
* 違法アンドロイドのヒロインと出会う
* ヒロインの自由のための闘争を手伝う
* 他者との対話を促す

主人公の成長要素を入れるべきだなあ。

ターシュは当初、使徒のようにモンスター然とした存在。
ターシュになってしまうと完全に人類の敵だと感じさせるようにする。
しかし主人公がターシュも恐れず対話して関係を築くことにできる相手だと言うことを主張する。
なので読者には最初はターシュ化=バッドエンドみたいにミスリードできると良い。ヒロインの要望を叶えた結果化物になってしまい、化物と化したヒロインを倒して終わるのかなとミスリードすると。

なのでミスリードが数段階あるんだな。
1. 主人公がヒロインのパートナーになってトゥルーエンドを迎える
2. ヒロインは望んだとおりにターシュ化し、これを討伐して終わる

アンドロイドに愛されることで自分を支えている存在がほしい。敵対者。
敵対者は必ずしも今回のヒロインを手に入れようとしていなくていいんだな。敵対者はブレードランナー的存在で、違法アンドロイドを取り締まる立場。手下として自分のアンドロイドを繰り出してくる。そのうち最強のものがトゥルーエンドを達成した個体。仕事としてヒロインを取り締まろうとしているだけでこのヒロインを自分のものにしたいという動機があるわけではない。

主人公は?
主人公がヒロインの闘争を手伝い、ターシュとの対話の道を開くという展開だとして、これを素直にやると主人公の聞き分けが良すぎる。成長しきったものとしていきなり登場することになる。
主人公に成長要素を持たせて変化させたい。
成長とは「本当の自分に近づくこと」。
ということは「自分のアンドロイドがほしい」「ターシュは恐ろしい」という先入観を抱いたスタート時の状態が彼にとって実は不自然な状態であると。
主人公はヒロインと出会うことで「アンドロイド所有するのってあんまりいいことじゃないな」と気付く。これでひとつ成長。
ヒロインがターシュに進化する。見た目は恐ろしくなる(そのへんの設定はまだ考えてない)が中身は変わってないことに気づく。つまり、我々人間がターシュを過度に恐怖しているだけでその態度が不当であることに気づく。これでもうひとつ成長。

すると主人公がブレードランナー的ジョブであると今までの自分の行いを悔い改める展開になって収まりがいいんだけどうーん。

主人公自身が「押し付けられた本質」に悩む存在?

主人公でやりたいテーマあったっけ。成長と…
「なにもない」か。ブレードランナー2049の主人公が見本。記憶も偽物だった、恋人みたいなホログラフを失った、自分はレプリカントから生まれてきた特別な存在だと思っていたらそれも違った。自分には何もない。しかし、美しい行動を選択することはできる。それが美しい。

何もない主人公。しかし、違法アンドロイドを助けることを選ぶ。
主人公のなにもなさをどう表現するか。
悲しい主人公。うーん。
彼自身をアンドロイドにしてしまうと話がややこしくなる。

ブレードランナー2049の主人公は最初から汚れ仕事をやらされている悲しい存在で、ちょっと希望を持つんだけど結局失望に終わるという展開だった。
我が主人公もやはりブレードランナー?
もしくは、ヒロインと同様に本質を持たされている存在?本質なりレッテルなり。
彼にとって「ヒロインに愛されること」が巨大な救いになるようであるとよい。しかも、それを選ばない。
孤独で、孤立し、愛されない存在。現代の我々の象徴。

そこでSF設定を持ってきたらどうか。
遺伝子操作によって作られた使い捨て人間。生殖機能を持たない、とか。
いや、普通の人間のほうがいいな。普通の人間の範囲内で「孤立」「愛されることで人生の一発逆転が狙える気がする」というのが表現できていると良い。具体的にはどういう設定になる?
主人公は最初のシーンでYoMeeのカタログを見てて、こんなのがほしいなとぼやいている? 設定にまでなってないから弱いな。
本来二人でやるような仕事なり趣味なりを一人でやっている? 例えば対戦カードゲームを一人で2つのデッキを使って遊んでいるとか。
餅をつく仕事。一人で餅をつく係とこねる係とをやっている。うーん。

今日はここまでにしておくか。
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