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19123003
考え事。

時代劇映画『上意討ち 拝領妻始末』をプライムビデオでレンタル購入して観た。
日本映画研究家春日太一氏のなんらかの著作で高く評価されていたのを覚えていて、いつか見る映画リストに入れておいたもの。

期待値低く観始めて序盤かなりしんどかったのでグラブルやりながらダラダラ観ていたんだけど途中からどんどん面白くなり最終的には私の知ってる時代劇の中では最高傑作に躍り出た。

日本的な同調圧力に屈せずに個人の意志を貫き通すという内容で、そこが素晴らしかった。社畜根性を吹っ飛ばせ!

世間や組織に迷惑をかけてでも我を通す。これを是とするか非とするか。
通常の日本の価値観では非だ。「自分勝手」「利己的」。
しかし、私はこれを是としている。会社で可能な限り残業せずに帰るのも、会社の飲み会でも可能な限り早く帰るのもそれ故だ。
自分勝手というそしりは甘んじて受けようという姿勢だ。

「お家や親戚一同に迷惑をかけてでもお主個人の考えを曲げないというのか」と詰め寄られた時、自分を貫くのは通常の日本人ならできないしそれを美徳だとも感じないだろう。しかし私はそこで我を貫く側でいたい。



上意討ちを次のマンガのヒントにできないかな。
上意討ちでは藩主が妻を娶ったり離縁したり復縁したりというのを関係者の都合を考えずに好き勝手やる。権力があるからだ。
一度離縁した奥方を藩士に押し付け、そのあとやっぱりまた大奥に戻すわと言って藩士から取り上げる。「大奥に入れる=母になってもらう」という図式で考えると最近考えようとしているアイデアと整合性があるが。

上意討ちでは抑圧の主体(殿様)と武力担当(足軽とかの兵士たち)とは別の人間。

おとぎ話的にすると?
王様がいる。
ある女性に、王が自分との結婚を命じる。
女性はそれに抵抗する。
すると兵隊を差し向けて無理やり連れて行こうとする。
女性は森の動物とか流れ者の助っ人とかを軍勢としてこれに対抗する。
王の兵隊(警察)対森の軍勢(香港市民)。いいんじゃない?

なんだけど香港は都市だから「森の軍勢」だと象徴として不適切。

でも軍勢対軍勢という図式はやっぱりほしいな。警察隊VS市民たち。組織らしい組織VS個の集まり。これはスターウォーズ的だな。

香港の民衆たちをどんな集団で表現するか。作画コストは一旦度外視でいいやこれ気にしてるとなにも描けなくなるので。
* 動物?
* 海洋生物?
* 犬猿雉?

警官を「統率の取れた集団」とする。これを犬の集団で表現することは可能。

エヴァンゲリオンというのは回帰先の胎内の表現だ。母。
* ロボットではなく人造人間である
* コックピットが液体で満たされていて安全な場所(子宮)

で、敵対者が繰り出してくる武力がこの「回帰先の子宮の武力化されたもの」とすればグロテスクでいいのではないか。つまりエヴァンゲリオンと戦う話になる。
するとヒロインを武力に転化することができる? 無茶があるが一旦そのまま考える。ヒロインはエヴァンゲリオンに変身してパイロットを乗せることで武力になることができる。主人公はヒロインに乗り込んで戦うこともできる。しかしそうはせず、そうしないことで敵対エヴァンゲリオンに勝利する。エヴァに乗るとは胎内に回帰することであり近代的個人としては惰弱だからだ。
女性をママ化(=武力化)して戦うというシステムがその世界にあり、敵対者はそれを駆使し、主人公はそれを忌避する。うーん。

煮詰まったので今日はこのへんで。
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