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心が寂しいのでテレビでも見るか!と思ってニチアサと金ロー以外でめったに見ないテレビをつけたらNHKのクローズアップ現代で車上生活者の取材をやっていたので見ていた。
今の日本は些細なきっかけで誰でも貧困に転落すると思っている。他人事ではない。
で、27歳で元製造工だった人が取材されていて、彼は今の生活から抜け出すためにプログラミングを勉強していた。そう、プログラミングってそういう位置づけだよなあ。
手に職!と考えた時の有力選択肢になる。

自分は一応プログラミングという領域では「手に職がついている」と言えるんだな。だから今は比較的生活が安定している。しかしうーん。職業上の不安が消えるわけではない。でもスペイン人だったら不安を感じないかもしれない。なんか私の中で脳内スペイン人が育ってきた。スペインのどこ在住っていう設定にしようかな。聖地モンセラットか、オレンジジュースの美味しかったバレンシアか、バルセロナからちょっと離れた労働者のための村か… スペイン行っといてよかったな。

高齢者で貧困に陥っている人は「ドライバーだったけど職を失って」というパターンが多い気がする。さっきクローズアップ現代で取材を受けていた60代後半の男性もそうだった。
しかし、だからドライバーが仕事として不安定ということでもないか。20年後には「プログラマ/システムエンジニア/Webデザイナだったが仕事を失って」というケースがバンバンでてくるかもしれない。そういう仕事は三十年前にはほぼなかったんだから、我々世代が高齢者になってみないとどういう位置づけになるかはわからない。

あー

せっかく考え事がノッているのでもうちょっとなんか書くか。
職業観を更新しなくてはというテーマ。
私は独身でこどももいないので精神がおとなになりきれていないと思う。だから若い頃の延長線上で特にモードが切り替わらずに精神が継続している。
で、子供の頃の職業についての考えというのは上昇志向だ。
* これこれになりたい
* これこれがしたい
* これこれができるようになりたい
* こういう仕事がしたい
* 仕事を通してこういうことを達成したい
みたいな。
「将来マンガ家になる!」「いつか名作ゲームを作る!」「映画作りに関わる!」みたいな。

しかし、十何年も労働してきて、職業にそういう上昇を求めなくなった。仕事にポジティブな期待を抱く余地がなくなったと。
なんだけど、転職時に求められる志望動機って基本的に上昇系じゃないだろうか。
今後は上昇を念頭に置いた転職はありえないと思う。「成功したい」「いつか成功したい」「いつかの成功のためにこれを身に着けたい」「いつかの成功のための第一段階としてここから入りたい」というのがもう転職で獲得したい価値の中に含まれない。「いつかのゴール」がないからだ。私にとってのかつての「いつかのゴール」は「仕事としてマンガを描きたい」「仕事としてゲームを作りたい」「仕事として映画を作りたい」とかの創作系だったんだけど、私にとっては創作は趣味でやるからこと価値があるという結論を得たのでそれらは職業文脈から消滅した。

40歳も過ぎて、職業人生の中盤に適応した横方向の転職パターンを構想し、身につけるべきだと感じる。
生きるために仕方なく働いてやる、という方針の時、職業になにを求める?
* 場所。住まいからの近さ。これはスペイン人も重視している要素らしい。来世はスペイン人に生まれたい。
* 残業が少ないこと。スペイン人は残業しない。来世はスペイン人に生まれたい。
* 作業そのものがそれなりに楽しいこと
* ひとを使わないで済むこと

ストレスなく気楽に働いてプライベートに余力を残し、余力を趣味のマンガにつぎ込む、マンガの到達点が人生の到達点、というのが理想。
なんだけど、上記の動機を述べても職は得られないだろうな。その都度応募する職種について自分の適性をアピールしなくてはならない。うーん。

しかしスペイン人は仕事も進学先も実家から近いところを最優先で選ぶらしい。素晴らしい生き方だ。来世はスペイン人に生まれたい。スペインに旅行に行って、正直景色にはドイツやベルギーのほうが感動の度合いが強かったんだけど、ひとびとの気質についてはスペイン人に惹かれているようだ。
| 雑記 | 23:29 | - | - | permalink |
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