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19071501
アイデア練り。

モブでない竜騎士を一人出し、救済の主要な対象とする。
クエンティン・タランティーノの映画『イングロリアス・バスターズ』でユダヤ人のヒロインがヒトラーをぶっ殺すように、この竜騎士がウィークサッカーを倒すことで「スッキリする」というのをやれると良い。

ハリウッド映画のように作品を通しての内的な変化が欲しい。
* 主要人物(ナカヨシかピンナ)の成長?
* 不和があり、和解する? ナカヨシが父/母と不和であるとか。

価値の選択要素がほしい気もする。
が、現在の着想では邪竜の翼続編でナカヨシとピンナの二人で行動してるので行動の選択はふたりの総意に基づくべきで、つまり「価値の選択」という個人的なレイヤーと相性が悪い。ヒロヴィラでも仲間と行動してる話では価値の選択要素は薄いので無くてもいいか。

ハリウッド的に考えるなら多分、最初の段階でナカヨシとピンナはなんかいまいちうまくいってなく、事件の解決を通してふたりの関係がスムーズに噛み合うように改善する。

ナカヨシとピンナがうまくいってないと仮定し、原因とその解決の流れを考える。
ナカヨシはピンナの翼を片方もらって生きている。本来この翼はピンナ自身に返却されねばならなかったものである。ナカヨシがピンナに遠慮を感じている?

ナカヨシは僧侶なので基本的には禁欲的に生きている。ピンナと行動を共にすることでピンナに愛欲を抱き、それは自分が選択した僧としての生き方と矛盾すると葛藤する?

インクレディブルファミリーがこの辺うまかった。ミスターインクレディブルは最近奥さんが自分より活躍しているのがいまいち気に入らない。奥さんに代わって家事やこどもの世話を担当するがうまく行かずイライラが募る。ミスターインクレディブルは一昔前の家父長制を引きずっていて家事や育児といった「女の仕事」を「誰でもできる簡単なもの」だとナメていて、実施にあたって壁にぶつかる。
うーん

ナカヨシは作者である私の投影なのでここは私自身がハラを割る必要があるのではないか。
ナカヨシは「救う人」「自分は変化せずに周囲の変化を促す人」という立場。いわば自分自身の恥部はさらけ出さないズルい立場。
邪竜の翼は一話完結のつもりで描いたので、竜の翼を得た状態のナカヨシについてはシミュレート外。
竜の翼で死を免れたナカヨシはいわば「救われた」状態で、救うものであるべきだった自分の役割と整合していない。そこのナカヨシ自身の受容の問題が発生するのではないか。

あー

ナカヨシの立場としては「ピンナさんにもらった翼を返却しなくてはならない」「借りを作ったままでいたくない」というのがあるはず。これが懸念。
ピンナとしては翼をシェアすることで恩人であるナカヨシとの絆が目に見える形で存在することになるのでそれはそれで良い。自分の贈ったプレゼントを愛用してもらっている際に感じる嬉しさのようなものがある。
つまりナカヨシはプライドのために翼を受容できていない。これが彼の懸念でもあるし、例えば翼がうまくなじまないというスペック上の問題にもなってくる?

ナカヨシとピンナ。序盤。ピンナはナカヨシに意外となついているのにナカヨシのほうでなんだか壁を作っている。

今回の一連の事件でナカヨシが「これうまく利用すればピンナさんに翼を返却できるんじゃね!?」と感じる箇所というと…
竜騎士たちが集めた翼のひとつを貰えばいいのではないか。持ち主の竜は心臓を食べられて死んでるはずだし。

こうしたらどうだろう。竜騎士たちが求めるのも竜の翼。翼を定期的に食べないと死ぬ。竜は不老不死なので翼を奪われてもチカラが制限されるだけで死なない。竜騎士たちは手に入れた一対の翼のうち片方をスカウトに納入する義務がある。

つまり、人造神を倒して奪われた竜の翼を奪還する際、ナカヨシは「この翼ひとつもらっちゃおうかな」と迷う。しかしどの翼にも本来の持ち主がいるしその持ち主は死んでないということが確定していて欲しい。ナカヨシが見ず知らずの竜の翼を奪ったらそれは不当な略奪になる。ナカヨシは個人的な借りを返すために見ず知らずの竜を犠牲にするのか、現状を改善できないもどかしさを飲むのかを迫られる。悪くない気がする。
お話に「選択」の要素が入るしいいのではないか。

で、ナカヨシは代わりの翼を手に入れることができない。
ナカヨシの葛藤の着地点としては受容であるべきだ。自分もひとに助けられながら生きているのだと。涼しい顔をして人を助ける妖精のような存在ではいられないのだと。だから現実の自分、理想的ではない自分を受容するというお話になる。成長の話だ。

ナカヨシはどういうきっかけで受容に舵を切るのか。
ナカヨシがピンナの翼を返却したがっているということをピンナの立場から見る。
* 自分の翼が嫌がられている
* 自分という存在がナカヨシにとって受け入れがたいモノなのではないか

ナカヨシは貸し借りの脳内帳簿のアンバランスにばかり気を取られていて、翼の共有がピンナに与えている感情的効果に気づかない。

ピンナは長い間洞窟に閉じ込められており、捕獲を試みるハンターたちに襲われ続けてきたのでこの世界で自分の味方が現状でナカヨシしかいない。ナカヨシには自分の翼というシルシがついていて、これが「このひとのそばになら自分が安心できる居場所がある」という証になっている。このシルシが失われることは安住の地を失うことなのでピンナにとって世界での生存の立脚点の喪失に近い意味を持つ。
この話の冒頭でナカヨシが願っている「翼の返却」がピンナにとっては恐れるべき驚異の事態であり、ふたりはその点で見解が一致してない。これかな。
ナカヨシが翼を受容することでピンナの不安も遠ざかる。

するとお話が決着するまで、ナカヨシもぎこちないしピンナも予感から不安に苛まれているとするべき。関係が不安定な状態で始まる。
竜騎士事件の解決とともに安定する。ハリウッド的! うまくお話に組み込めるかな。

一旦区切ろう。
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