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19071301
ここ数週間、仕事で残業続きでヘトヘトで、マンガに割くエネルギーに乏しく、アイデアが前進してない。

そうそうそう、絵師さんにお金を払って絵のリクエストができるサービス「skeb」を利用して、絵柄の好きなプロのえろまんが家の先生に我がガチャ巫女さんを描いてもらった。
https://skeb.jp/works/9221

ご満悦。


最近、岡田斗司夫ゼミのガンダム講義に触発されて、ガンダムを第一話から見直している。
下記はYou Tubeで見られる無料版のガンダム講義のプレイリスト。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLGeprxivdjdUeuo9vBooAIHJtpJ67o_EK
私はニコニコで有料版を聞いてる。

で、細かく感想をつぶやきながら見ているので23分のアニメを見るのに二時間くらい掛かっているんだけど、これがとても面白い。
富野由悠季氏による演出はサラッと流し見しないで細かく細かく見ながらの鑑賞に耐えうるというのを岡田氏の講義で学んだ。
ガンダムってすごいなあ。


アイデア練り。
錬金術師のお話もせっかくいい感じのヒロインの予感がしてきてるところなんだけどいまいちモチベーションが上昇していない。
『メフィストフェレスのアイドル』『邪竜の翼』に比べると「ヒロインが受けている抑圧を解決する」という要素がないからだなというのが分析。
でも『マウンテンシーイング』でも別に抑圧があったわけではないから描けるはずではあるんだけど。

まあいいや。代替案が思いつけばそっちに移行してもいい。思いつかないなら錬金術師のお話をこねくり回していればいい。


錬金術師の話。
現状の流れ。
* 錬金術師の工房の遺跡が発見される
* コスモ(賢者の石の原料となる瓶)がふたつ発見される
 * 疑問:なぜ加工せずに瓶のまま残してあるのか
* 主人公ともうひとりの錬金術師が遺跡に入る
* ふたりは瓶をひとつずつ手に入れる
* 主人公は遺跡に転がってたハンドスピナーも入手する
* もうひとりの方の錬金術師が、瓶の中身から不純物を取り除くという方法論で賢者の石の錬成にチャレンジ
* 錬成は失敗し、頭部と胴体が離れた化物が生まれる
* 化物は頭部と胴体部で相争いながら暴れ、周囲を破壊する
* 主人公が賢者の石錬成にチャレンジしている
* 主人公の方法論は均一になるまで混ぜるというもの
* 瓶に入っているのには意味があると推理し、瓶から出さずに混ぜる方法を模索
* ハンドスピナーが磁力を持ってることに気づき、回して瓶にセットすると中身が回転する
* いろいろの速度や角度で試したところ、瓶の中身がいい感じに混ざる
* 瓶の中の液体が凝縮し、小さな人間の女性の形になる
* 女性の話。このまましばらくすると更に変形して賢者の石になる。この状態で瓶を開封すると賢者の石が手に入らないけど人造人間の状態で定着する。
* 暴れている失敗人造生物を止めるためにはプレ賢者の石人造人間のチカラが必要。
* 瓶を開けて人造人間を定着させる。
* 失敗作人造生物を倒す。


不満点。
* 「抑圧」がない。
* 「主人公による価値の選択」が弱い。
* 主人公が選ぶ行動が主人公にとっての損であることがもっと構造的に組み込まれていて欲しい。


錬金術師プロットの現状への不満から自分の求めてるプロットを逆算する。
* 抑圧された状況下にいるヒロインがいる
* 主人公にはヒロインを救うか救わないかの選択が与えられる。
 * 救わないほうが主人公の利益になる
 * 救ったほうが主人公の損害になる
* 主人公がヒロインを救う


錬金術師の話では主要なメソッドは「象徴」で、貧富の差が拡大するという社会的抑圧状況は「コスモ瓶の中身をエッセンスと不純物とに分離する操作」で表現しようとしている。つまり象徴層では抑圧状況の要素はある。でも不満。抽象度を高めすぎると自分自身がノリにくいのだろうと考えられる。


錬金術師プロットを調整して不満点を改善する、もしくは自分の満足度の高い構造になるような新規プロットを探す。
ここを押さえればいいというポイントは「抑圧されたヒロイン」だな。結局『邪竜の翼』に似てくる。
抑圧されたヒロインがいて、彼女が救われる、というのが大構造になっていると自分の満足度が高いらしい。

すると錬金術師の着想でのコスモ瓶のように、ヒロインに象徴的意味付けをできると象徴メソッドと噛み合うんじゃないか。

コスモ瓶で表現しようとした内容。
* 社会をどう運営するかについてのふたつの方向
1. 階層分断を進める方向
2. 格差是正を進める方向

弱者がより搾取され、強者がより甘やかされる社会に私は異議を唱えたく、日本の現状はそうなっているという認識。
政治の主要な役割に「資産の分配」があるというのが私の認識。多分日本は治安が良かったり生活インフラが整ってたりするんでそれらの重要度への評価が私には低いのだろう。だからかなり贅沢を言っているのかもしれないが、かと言って現状を是としているわけではない。格差を広げるべきではない。

だからヒロインを「搾取される弱者」とするのが良さそうだとまず考えられる。

抑圧(搾取)されるものを描く。
抑圧(搾取)するものを倒す。

単純な所が良いな。

最近ネットのニュースとかで怒りを覚える問題。
* 外国人労働者搾取
* セブンイレブン本部によるフランチャイズへの搾取
* 入管に収容されている外国人への人権侵害

こう見ると日本は外国人にとって地獄のような場所なのではないか。

セブンイレブン本部はここ最近のニュースを見る限り悪の権化に見える。私はフリーター時代にセブンでのバイトを数年やってたので贔屓のコンビニだったんだけどいまはとてもそんな気分ではない。

セブン-イレブン店舗乱立で閉店に追い込まれ失踪したコンビニ店オーナー妻が記者会見で訴え「本部は血も涙もない」

本部があり、フランチャイズがある。本部は本来フランチャイズの利益を助けるべきなのに、自らの利益のためにフランチャイズを犠牲にしてはばからない。フランチャイズはフランチャイズ同士での争いを強いられ、フランチャイズ同士が争うほどに本部が儲かる仕組み。これをマンガの題材にすればいいんじゃないか。悪の本部、搾取されるフランチャイズ。原点には本部による詐欺的勧誘がある。

セブンイレブン本部を象徴変換して巨悪を作る。
セブンイレブンフランチャイズを象徴変換してヒロインを作る。という構想。

こっちで考えてみようかな。すると錬金術師アイデアはプロットストックに突っ込むようだな。

一旦ここまで。


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ネットのニュースを見て怒りを感じた時、「でもどこに訴えるわけでもないんだよな」と、怒りを持て余す。これをマンガに向けてみたらいいんじゃないか。
『冷たい船長』は日本における難民問題、「入管に収容されている外国人への人権侵害」から感じた怒りに端を発している。この系統。今回で言えばセブンイレブン本部への怒り。
実験だな。

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詐欺的勧誘で思い出したのが魔法少女まどか☆マギカ。
セブンイレブン本部をキュウベエのような勧誘系悪の権化存在にしてはどうか。
で、魔法少女が増えるほどキュウベエは儲かり、魔法少女同士は殺しあい、魔法少女は辞めたがっている…
これ完全にまどか☆マギカだな! すでに完全に整合している。まどか☆マギカはセブンイレブン批判の話だったのか!!

ということでうまく描けたとしてもまどか☆マギカの二番煎じのようなお話になるかもしれない。それはそれで構わない。

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