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19063001
アイデア考え。

善い行動の象徴的表現の現時点での着想。
* 募金する
* 発注ミスコンビニの商品を買う
* 予約キャンセル飲食店で食事する
* 蔵に貯蓄してある米を飢饉の村に配布する

表現として弱い気もする。
今回参考にしている映画『泳ぐひと』では「プールを泳ぐ」というアクションが「腐敗した広告業界人の愚かさ」を表現している。
これはギリシア神話でナルキッソスが泉の水面に映った自分の姿に見惚れるあまり泉に落ちて死んだというのを下敷きにしている。町山智浩さんの解説でそう聞いた。
ナルキッソスの神話と広告業界マン文化との交差点として富裕層の豪邸にあるプールが見出され、プールを泳ぐというアクションに象徴性が付与されたということなんだろう。

同様の手法を「善い行動」の表現を探すのに用いることが出来ないかな。
神話や昔話における善い行動。
* 浦島太郎が亀を助ける。人助け。
* 猟師の罠にかかった鶴を助ける。人助け。
* 雪にさらされるお地蔵さんに笠をかぶせる。喜捨。
* 枯れ木に花を咲かせる。奇跡。でも善い行動かというとちょっと違う気がする。すごい行動。
* 鬼を退治する。私の評価ではこれは必ずしも善いとは言えない。
* 声を失ったものに自分の声を与えたり、脚を失ったものに自分の脚を与えたりする。喜捨&自己犠牲。
* 自分が憎まれ役を引き受けて、滅ぼされる。泣いた赤鬼や、コードギアス本編。自己犠牲。

要点。
* 人助け
* 喜捨
* 自己犠牲

これは結局、私自身がなにを善いとするのかという価値観の話になってくるな。
「敵を倒す」ということに善を見出すなら日露戦争の秋山真之になるだろう。
「歴史を進歩させる」ということであれば明治維新の革命家たちがモデルになる。
「差別をなくす」ということであれば公民権運動のキング牧師あたりか。

喜捨というのは富裕度の不均衡が前提となっているので、さらに言えば格差の是正を達成したほうが善い度は上だと感じる。しかしそこまで行くと社会制度の話になってくるので説話レベルでエピソードに落とし込むのは向いてないか。「平等に分配した王のエピソード」みたいなのがあればちょうどいいしありそうではあるんだけどパッと思いつかないな。

じゃあ人助けと喜捨という基本路線になるか。


発注ミスしたコンビニで買い物するというアクションに象徴を乗せる。これは「ミスを許す」という意味を含む。連想を働かせると鶴の恩返しの鶴に至る。鶴は猟師の罠にかかる、いわば罠にかかるというミスを犯し、助けが必要な状態に陥る。「罠にかかったお前が悪い」「ミスをしたお前が悪い」と一蹴するのが自己責任論。人間誰でもミスするよねと同情するのが善い態度。
なので発注ミスコンビニを出すなら店名に鶴要素を入れる。ツルマートとかセブンクレインとか。

予約キャンセルを食らった飲食店で食事するというアクションに象徴を乗せる。予約のキャンセルというのは客からの悪意であり、浦島太郎におけるこどもたちによる亀いじめに見立てることができる。
すると、飲食店の店名の亀要素を入れる。亀山飯店とか亀甲堂とか。

現状では現代ものとしてのアイデアを念頭に置いているんだな。
課題は敵対者の配置、障害の配置。
たとえば飲食店には行列ができていて、「これだけ人が来てるなら自分たちが食事しなくても予約キャンセル分の損害は補填できてるだろう」と感じる。人助けモチベーションが下がる。うーん。

一旦区切るか。
| マンガについての考えごと | 10:38 | - | - | permalink |
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