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艦これ転向について考える


艦これは今のところ初期艦に選んだいなづまちゃんが贔屓なんだけど彼女は初期艦に選ばれる率が第一位だそうですね。検索した記事によると4割弱!
選択肢は五人だから圧倒的支持率だ!
うーん私も結局人気キャラに惹かれるだけなのか…

考え事。

私は艦これを長い間思想的理由で遊ばないということをポリシーにしていた。
つまり、軍用艦は兵器である。特に艦これの元ネタになっているのは第二次世界大戦のもの(軍用艦や事件)が多い。萌えキャラを利用して軍用艦や第二次世界大戦への親しみをオタクに植え付けるという右傾化促進の効果があるのではないか。という危惧を抱いている。

それは今でもそうだな。なので心理的抵抗感はまだ若干ある。

ではなぜわざわざ艦これを遊び始めたのかというと、艦これ二次創作の世界に魅力を感じたからというのが大きい。
先日も触れたてらじんさんの作品を始め、提督が艦娘たちと仲良くイチャイチャしてるあの独特の世界観に惹かれ、自分も自分の鎮守府を描きたいという欲を感じる。

ちょっと立ち止まって自分自身の右傾化リスクのチェックをしよう。

確かに軍用艦への親しみの感情は大きく湧いている。
現状で贔屓の艦であるいなづまについての知識も少しついた。敵艦の乗員の救助にあたったとか、味方の艦と衝突して相手を沈めてしまったとか。

軍用艦や第二次世界大戦時の情報に触れる機会の増加を避けないことを右傾化と定義するなら確かに右傾化している。
しかし私としては「艦これはやるが軍国主義は拒絶する」といういいとこ取りをしたい。

認識を精密化するという戦略がまず考えられる。
軍用機大好きな宮崎駿なんかはよく「兵器好きと戦争好きとは違う」みたいなことを言ってなかったか。
これでいこう。
艦これは好きだが戦争は嫌いであると。

でもこれ実は、今までも普通に遊んでいたデスティニーとかガンダムとか、戦争を扱ったゲームであれば大抵のものに言えるんじゃないか。

いやでも待てよ。
艦これは史実を扱う。ミッドウェー海戦とか。フィクションと史実とでは重みが違う。ゲームで扱うことで美化して認識し、太平洋戦争肯定に傾きかねないのでは?
いや、どうも違うな。まるで私は「接すること、知ること自体が肯定である」という前提を持ってしまっている気がする。
現時点ではミッドウェー海戦やなんかの太平洋戦争の史実の詳細を知らない。今後も知ることはないだろう。しかし、艦これ経由で知る可能性はある。正しく理解するためにはまず知識が必要で、艦これ経由で歴史の知識がつくのならむしろそれは啓蒙的なんじゃないか。戦争を知らないで否定するよりも戦争を知った上で否定したほうが良い。知るための入り口として艦これは機能し得るのではないか。

例えばさっき書いた、いなづまの乗組員が敵艦の乗員を救助したエピソード。人道的エピソードではないか。太平洋戦争が鬼畜米英と洗脳された兵士だけで行われていたわけではないということが判る…かもしれない。鬼畜米英の教育をしだしたのとこの事件があったのと前後関係調べないといけないが。

うーん。言い訳じみているな。


私の恐れる着地点は、艦これなどのコンテンツ(アズールレーンとかガールズアンドパンツアーとかも入ってくるのだと思う)を愛するあまり、戦争(特に太平洋戦争)を是なるもの・正しいものとして肯定し始めるということである。

うーむ。

これは、別に難しいことじゃないかもしれないな。
殺人事件を描く探偵ものフィクションが殺人を肯定しているわけではない。
ロリコンえろまんががロリコン性犯罪を肯定しているわけではない。
フィクションであるからこそ危険物を取り扱い得るということでもあるかもしれない。

そんなところにしておくか。
「本物の戦争を好きにならないように注意しながら艦これを遊んでる」みたいに言っておこう。

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