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考えよう。

主人公が盗賊をやっているのは「強者が弱者から不当に奪ったものを取り戻して分配する」ため。
作中で竜に肩入れするのは竜が不当に自由を奪われているため。竜を解放することが彼自身の哲学と合致する。

竜の洞窟と言えば財宝があるのでは? 竜自身が不当な奪い手?
→竜の洞窟には母親の骨があるだけで財宝はない。今回のお話で財宝には触れてないのでなくて良い。

主人公の働きを魔女が監視してないのはおかしい。結界を出た直後に竜から首輪を外す隙を与えず魔女に竜を回収されてしまうのではないか。
→魔女ではなく女王としたらどうか。女王自身はスーパーパワーを持たない。水晶玉ひとつでリアルタイムに主人公を監視できるというわけではない。

敵対者を魔女ではなく女王にする。
主人公が最初に宝物庫に入る目的→女王が民から搾取している富を奪うつもりだった。
主人公の働きをリアルタイムで監視できる能力があるわけじゃない。
結界はどうやって張ってる? お付きの魔術師?
竜の翼はどうやって奪った? 主人公より以前のオペレーター?

待てよ。結界必要か?
竜が自由を奪われたという表現、翼を奪われているというだけで足りるのでは?
母親の墓をねぐらにしているんだから逃げる恐れもない。

主人公に課される任務は竜に服従の首輪を付けること。
服従の首輪は女王が魔女から買ったもの。森とか谷に魔女が住んでて、怪しげなものを作っては女王に売ってる。もしくは女王の注文に従って作って売ってる。お抱え魔法使いにすると女王一味として同時に倒さないといけなくなってめんどくさいので外部の業者としておく。「これは森の魔女に作らせた竜の首輪。これをつけられた竜はこの鎖のブレスレットを付けた人間の命令に逆らえなくなる。」みたいに。

主人公への脅迫…
爆弾付きの首輪の案。この時代に遠隔操作の爆弾なんてあるのか?そこは魔法でどうにでもなるのか。魔女に作らせたもの。鍵付きであれば主人公自ら外せる。魔法的な仕掛けで外れないようになってるなら竜が壊して外す。
毒薬の案。○日以内に解毒薬を飲まないと死ぬぞと。
死刑宣告と恩赦の案。盗賊は基本的に捕まったら終わりだと思ってるのであんまり効果ない気がする。一般市民が死刑宣告されたらそれを解消してもらうのは重要だろうけど盗賊はそもそも犯罪してるから身を隠し続けるのが前提の生活してるはずだ。
人質の案。主人公の肉親は特に出てこない。却下かな。
竜は島に住んでいて、船で送り込まれる。泳いで陸に帰るのは不可能で、沖で待機している船に迎えに来てもらうには竜に服従の首輪をつけねばならない。つまり物理的に竜のテリトリーに叩き込まれる。
「Puffザマジックドラゴン」というピーターポールアンドマリーの歌があって、竜が島に住んでいるので、島というのはありかもしれない。

やっぱり魔法の時限爆弾付き首輪かなあ。錠前がついてないので主人公には外せない。砂時計のデザインをしていて、全ての砂が落ちたら爆発すると言われる。逆立ちしても砂は一方向に落ちていく。
女王からの提案では任務を完遂したら外すことになってる。
竜なら噛みちぎって外すことができる。

主人公の束縛要素の役割。
竜に首輪をつける任務に行くための動機づけ。
主人公の行動目的が自分のためからヒロインのためとシフトするために必要な前半部分。
自分とヒロインとのどっちを優先するかという土壇場の選択の布石にする? 主人公の束縛の解除を最後の対決のところまで引っ張るか否かという話。

主人公の束縛の解除をどのタイミングで行うのがベストか。
* 任務に出発した直後:鍵と鍵外しのパターン
* 竜と仲良くなった直後:鍵と鍵外しのパターン
* 竜と仲良くなった直後:竜にとってもらうパターン
* 女王との対決中:自分と竜のどちらを救うかという選択パターン

女王との対決中に主人公の選択が描かれるというのには魅力を感じる。
そこまで引っ張る設定が難しい。
ヒロインの救済がこの作品の最大の関心であるとして、その方針と食い違わないか? 主人公がヒロインを優先することで救済に一歩近づく。するとコンセプト的にも正しい演出である気がする。
いやでも待てよ。主人公の解放問題が片付かない限り、主人公が土壇場で竜を裏切るのではないかという疑惑を読者に抱かせ続けることになる? それを効果的と判断するかそれが邪魔だと判断するかだな。

ヒロインの救済が最大の関心事であるということはどういうことか。
ヒロインの救済を阻害する要素があり、その前進力が強い。お話はその、ヒロインの破滅への前進力に抗っている。それが成功するかどうかをハラハラしながら見守るということ。不安要素がいくつもあり、それらが解消されていくことで面白みを得る。

最大の阻害要素は女王の行動。
* 竜の翼を奪う
* 竜に服従の首輪をつけようとする
* 竜の翼を自らが装着してパワーアップする

ここに主人公の要素を加え得る。
* 自分の命惜しさに竜を陥れる

自分の利益に反してでも行う行動が「詩的行動」であり、私の主要な「描きたいもの」のひとつだ。
いや待てよ。主人公は中盤で竜に眠り薬を飲ませ、首輪をつけるチャンスがあったのにそれをしない。それによって竜の信頼を得るんだけど、もうこの時点で主人公の行動の選択は描くのが完了している。このあと主人公の解放を女王との対決まで引っ張っても、「もし主人公が助かりたかったんなら竜に眠り薬飲ませたときに普通に首輪つけてればよかったじゃん」ということになる。期限切れのネタになっているということだ。
すると、主人公の解放を行うタイミングは、主人公が自分よりも竜を優先させる選択を完了した直後が適している。つまり、眠り薬が切れた竜が目覚めた直後だ。なので、束縛は竜に破壊してもらうのが良い。すると、盗賊自身には解除不可能だが竜の力なら破壊可能なアイテムが良い。魔法の時限爆弾付き首輪かな。

主人公の解放・主人公の行動選択のネタは竜との出会いのくだりで役割を終える。
お話の後半は竜の翼を取り返し得るかというところにあるべき?
竜の翼を女王がまとってパワーアップする、というのが逆境アイデアの中核になってる。けど魔女ならいざしらず女王がそんな事するか? いやまあ、そういうことをしかねないような激しい気性として描けばいいのか。というか女王じゃなくて王にしたどうか。バーフバリのラスボスのような。いや、イメージとしては映画『キングオブエジプト』のセトなんだよね。他人の力を自らのものにして最強になろうとする。
キングオブエジプトがうまいと思ったのは、パワーアップの段階をゲーム的に解釈するとセト神のほうが勝ってるんだけど物語的に解釈するとホルス神のほうが勝るという描き方だったんだよね。学べないだろうか。

現状のアイデアではラスボスが竜の翼を自らのものにしてパワーアップする。この時点でゲーム的には明らかに竜よりもラスボスのほうが強い。しかし竜属性がついたことで竜を支配する首輪の効果対象となり、首輪をつけて翼を取り返す。
この流れだとピンチ度が足りないかもしれない。
竜の首輪をつけて形勢逆転、かと思いきや、翼を取り戻す前になんらかの邪魔が入って(親衛隊長の騎士が邪魔するとか)翼の奪還に失敗する。その際にさらなるピンチまで増えているとなお良い。ドラゴンスレイヤーみたいな竜殺しの武器が登場して女王がそれを装備するとか。その場合ドラゴンスレイヤーの予めの布石が必要だけど。

で、そこをどうやって逆転するか。
オタクロマン的に考えると主人公と力を合わせるとなんかこう愛のパワー的なものでなんとかなる。
キングオブエジプト的に考えると、竜が英雄的な選択をすることで成長してパワーを得る。
竜は愛してくれるものがなく抑圧された状態で生きていた。主人公と打ち解けたことで彼女の成長を阻害していたこころの障害が解消されたということでどうだろう。
これはなんらかの現実世界に対応するもののある象徴になっているといいな。

表現としては…脱皮して大人の姿になる? 年齢に対して幼い姿のままだった? 愛情に飢えていることが彼女の成長を阻害していた? 方向は良さそうだけどまだ無理があるな。
成長要素。キングオブエジプトではホルスが軽んじていた取るに足りない人間を救うことで真の神として覚醒する。
竜は人間を憎んでいたが主人公を助けることで愛することを学んで成長する?

竜の状態の変化。
孤独→見守ってくれる存在がいる。
「褒めてくれる存在や応援してくれる存在がいる環境」が彼女にとってはじめて。
優しい言葉を掛けてもらったことがない→優しい言葉を掛けてくれる存在がある。
褒めてもらったり応援してもらったりというポジティブな働きかけが異様に効果を反映する存在? 掛ける言葉に影響されるという特性のある竜。造形で表現すると耳が大きい。
すると、中盤で主人公と竜が仲良くなるシーンで、主人公が竜を応援したり褒めたりすることで竜に大きなレスポンスがあるというシーンを描いて布石にする必要がある。
終盤で圧倒的に不利になってもうダメだとなったとき、主人公が「きみは偉大な竜なんだからこれくらい本気出せば簡単に切り抜けられる!自信を持って!」と声がけする。すると竜は素直に反応して脱皮して大人の姿になる。で、女王たちを倒す。

ごはんにするか。
| マンガのアイデア | 19:55 | - | - | permalink |
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