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18041401
アイデア考え。
今日の方針は、「一旦引く」。

昨晩の考え事では、「主人公はポリシーに従ってヒロインを救い、その後ヒロインが変貌し同様のポリシーに従うと排除しなくてはならない相手になるが、ポリシーと感情との葛藤を経てヒロインの側につく」というものだった。

これだと複雑でアイデアが頓挫しがちなので、一旦構造分解に立ち返って再構成を試みる。

昨晩の着想で重要なのは前半か後半か。
後半である。
エッセンスを抜き出すと、「なんらかのマイナスの要因があり、主人公は葛藤を抱くが、それを乗り越えてヒロインを救うことを選ぶ」というものになる。
この「のに感」が重要。しかし必ずしも「ポリシーに反する」とか「正義感に反する」とかいうものでなくてもいい。
単純な例でいうと「自己保存の法則に逆らう」というのが考えられる。ヒロインに味方することは危険である。自分の利益にならない。しかし少年マンガであればその程度のことは大した障害にならない気もする。自分にとって損になるくらいのことは当然レベルの些末事だ。
かといって他人を犠牲にしたくはない。ヒロインを救うと罪のないこどもが1000人死ぬとかだと嫌な気持ちになる。あくまで主人公の感情を苦しめるというのにポイントを絞れるといい。
主人公が長年準備してきた計画か何かが無に帰するというのはありではある。
最近感じた「これはつらい」という犠牲要素…
あるじゃん! ブレードランナー2049の主人公だ。

私の思い描いている主人公像が円満すぎるのが良くない。
彼自身も救いを必要とする欠けたる存在であるといいのではないか。渇望するものがある。

私の主人公に欠けたところを設定できるかな? 考えてはみよう。しっくり来ないようなら別の方法を考えよう。
リアルの自分をモデルにするなら単純に恋人ができないことになるだろう。しかし作中ではヒロインに肩入れしていくのでヒロインを救おうとするのにあたっての代償には向かない。
ブレードランナー2049をモデルに取るならアイデンティティだな。自分は取るに足りない量産製品だと思っていたら実は特別な存在だったかもしれないということがわかってくる。人生の意味…
ブレラン2049の主人公は自分の人生に意味を求めていたのであり、後ろ(過去)にはなかったから前(未来)に求めたと。そう考えれば彼の行動は彼の救いになっているのかもな。

ICO。ICOにも連想が働いて、ICOは最初自分自身が城から抜け出して助かるために行動している。しかしヒルダ… ヨルダ…
ヨルダだ。ヨルダを助けることが目的になっていく。そこにぐっと来た。
しかしすると、ICOの当初の目的は自己保存だ。利己的と言えなくもない。

でもいいのか。主人公は最初、命の危険にさらされるシチュエーションに叩き込まれる。読者は「主人公がいかにして生き残るのか」に関心の中心を置く。ヒロインと出会い、ヒロインの救済が主要な関心事になる。
あるいは主人公は自分の病なり何なりを治すために旅している。自己保存のために行動している。
ヒロインを救うことが主人公にとって彼自身の目的を遠ざけることに繋がるようだと良い。

主人公… 悲しいやつがいいな… モデルは…?
「欠けている」ということが重要。どろろで百鬼丸が自分の体のパーツを集めるように。オズの魔法使いでブリキの木こりが心を求めるように。なにかが足りない。

現代の我々自身がそれが欠けていると思えるような物がいい。
それは他人からの関心ではないか。
例えば透明人間が「見た目」を欲する。
「他人から関心を払ってもらうこと」ではないか。存在感。
存在感の奪われた存在…? 幽霊?
でもそう考えると主人公が人間から遠ざかっていくに従ってなんかどうでもいいお話になっていくようにも感じる。

うーん。
主人公は愛するものがほしい。
ヒロインを愛する。ヒロインと主人公にとって同時に救いになる。ヒネリがないなあ。

いやしかし、作者である私にとってヒロインが救われるのが私の救いになっている。WinWinでいいのか…?
いいんじゃないか? だから主人公にはぶれないポリシーに従ってヒロインを救ってもらう。それが本願なのだ。

例えば魔女が盗賊を捕まえる。盗賊に死の呪いをかけて、助かりたければ竜の洞窟からこれこれの宝を盗んで来いと言われる。
盗賊は竜の洞窟に行く。竜が実は少女で、魔女と敵対関係にある。魔女が取ってこいと言ったものが魔女に力を与えるもので、これを奪われると竜が死ぬ。魔女も竜の重要なアイテムを持っていて、それが足りないせいで竜は洞窟から出られない。
盗賊は竜に肩入れして魔女から竜の宝を奪って竜を解放する。

そんなかんじ。

もっとヒロインのことを考えるべきではないか。ヒロインの設定。
作中での役割は「救われる」ということ。
モデルは…まあ今のモードなら確実にダーリンインザフランキスのゼロツーだろうな。
何を象徴するのか。どういう人にシンパシー感じてほしいのか。
第一に生きにくさを感じている人。
救いが必要ということは基本的に救われないという状態が前提になっているということだ。救われないという意識があるというのは自分は救われないという原理を見出しているということだ。救われ得ないという原理、法則。
例えば泳げないペンギン。高所恐怖症の鷹。水アレルギーの人魚。

あー

脳のモードがいい感じに詩に近づいてきている気はする。
今日はここまで。
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