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18011401
次のマンガのための考えごとを始めよう。
メフィストフェレスのアイドルの続きをちょこちょこ描くという案はあんまり熱意がわかないようなのでこだわらない。

マンガが描けた直後というタイミングだったらどうせすぐには次のは描けないだろうから自分のマンガについての俯瞰的な考えをしておいて新たな入り口を探るのがいいだろう。

昔からよく「自分のためのジャンルは何か」というのを考える。現時点での考えはどうなるか。

ジャンル自体はこだわらない。ジャンルから出発するのではなくその前の段階に「自分のための要素」があるように感じる。
テーマ・メッセージ・思想。そういう理念を物語の形で表現する。ここが出発点。
なので、その理念を表現するのに向いたジャンルがその都度選択されればいいという感じか。

例えば恋愛漫画というジャンルを考える。
過去いっときはこのジャンルもいいんじゃないかという仮説があった。
* かわいい女の子が描きたいので。
* 戦いがないところがよいので。

なんだけど、どうも恋愛ものというお話のジャンルは個人の感情が関心の焦点になるので私向けでないと感じるようになった。
メッセージや理念を表現するのに向いてないジャンルであるような気がする。
個人の感情などどうでもいい。

たとえばひとりの女性に二人の男性が求婚し、女性が誰を選ぶかというお話にするとする。
男性それぞれにたとえば「秩序」と「混沌」を象徴させるとする。
ヒロインに「正義」を象徴させるとすると、二人の男性のうちどちらを選ぶかで「秩序こそ正義だ」「混沌こそ正義だ」と表現することができるかもしれない。
だから別に恋愛モノだからということもないか。恋愛ものジャンルだと表現しやすい理念というのもあるかもしれない。


なう現在で次に描きたい要素は?
アイカツは178話全話見終わったけど(アイカツスターズは未視聴)プリパラはまだ視聴中なので、プリパラの精神を引き続き題材にする?
最近女児向けアニメばかり見ているので精神のバランスをとるためにミリタリーとかヒーローモノみたいに男性向けの題材を扱う?


思想的には私は平等主義者なので社会が決めつけている「男らしさ」「女らしさ」という枠組みには不賛成のはず。
なんだけど、最近女児向けアニメばかり見てるからバランス取って男性向け作品側に脳を寄せようという発想を持っている。つまり社会の押し付けるジェンダーの枠組みを内面化しているということだ。
これは思想が不徹底である。
でもかと言って、アイカツやプリパラを見ても自分がアイドルになりたいわけではない(女児になりたいわけではない)。
ま、しばらくアイドルモノだったから次は別のジャンルがいいな程度のノリでいいか。
アイドルものは見る分には良いけど描く分には自分の参戦枠が変則的になる(アイドルにはならない)ので描きにくいというのもある。


これこれのジャンルなら良いということではなく、その作品の物語や設定の構造が何かしらかの理念を表現しているかどうかというところを重視すると。



じゃあなう現在で描きたい理念は?
別に全く新規に持ってくる必要はない。なんならメフィストフェレスのアイドルのときと同じ理念でも良い。

待った。

仮にメフィストフェレスのアイドルの第二話目を描くとする。
おそらくお姫様がアイドルになることを決意してトカゲヒロインのリズと出会うなりユニットを組むなりする話になるだろう。
そういう感じで、連載ものの続きを描くように、マンガ内のキャラや設定を使ってその内容を追加していく場合、必ずしも当初の理念に従った展開にはならない。つまり理念から出発した発想ではなく作中のマンガ的要素をマンガ的に発展させるという、より自律的・即興的な作られ方になる気がする。
いや、そういうわけではないか。続きを連載的に描く場合でもやはり核となる理念を設定することはできる。シリーズ全体の基本理念がベースにあり、更に上乗せ分としてそのお話におけるゲスト理念があると。

次に描きたいものがすぐにパッとは浮かばないからメフィストフェレスのアイドル2を描くつもりでプロットを練ってみてはどうか。連載マンガの第二話目というノリで考えるよりも映画の第二作目というノリで考えたほうが良い気がする。

あー待った

続きを描くことを想定していない短編であっても、最小限のキャラと世界観という「マンガ的道具立て」は成立している。
マンガ的道具立てがあればそれを用いて連載的に内容を増やしていくことはできる。その世界で起こる出来事でさらっと思いついたものをそのまま描くだけで良い。いちいちそのネタ自体が強固な理念に基づいていなくても良い。
で、そのかわり理想としては、最初に構築されたその道具立て自体が理念を内包していると良い。特に理念を意識して描かなくてもそのフォーマットで描く限りは構造自体が根幹理念を表現しているので最低限そのメッセージは保たれるというもの。

プログラムで例えると、最初に語られる内容が元になるクラスで、第二話目以降はそのクラスを継承して作られる。
第二話目以降のクラスで明示的に理念やメッセージを意識しなくても継承した元クラスがそれらを実装しているからそのシリーズが持つメッセージ性は保証されると。


なんにせよメフィストフェレスのアイドルが課題になるのか。
* 1ページギャグマンガを描く
* 連載マンガのノリで2話目を描く
* 映画のノリで2を描く

脳がそれなりにこのマンガから離脱してるので脳のモードを戻せるかな?


取り組んでみるか。最初は思いつきをとにかく列挙してみて、表現するべきメッセージなりマンガ的な面白みなりを見いだせないか探る。

お姫様がアイドルになる。
お姫様とリズとが出会う。
お姫様は生まれに恵まれた存在なのでメフィストフェレス的にはどう解釈する? 仮に歌もダンスもしなくても王女様は国民から人気を得られるだろう。生まれながらのアイドル。神がえこひいきした存在。
仮にお姫様に変身札を与えて出自が謎のアイドルとさせる場合、生まれの有利さというバフを剥奪することになるから悪魔的には正しい?
お姫様はリズのファン。
リズはお抱えアイドルではない。
お姫様はリズに憧れてアイドルを目指す? するとお抱えアイドルたちを好きではないのか? いや、お抱えアイドルも好きだけど推しはリズであるという程度か。
堅苦しいこと考えずに面白そうな展開を空想すべきか今の段階では。
お姫様はリズを自分の専属アイドルにしようとする? まず自分勝手な行動を描き、ストーリー内で改心させていく?
リズの正体が不明なので国中で探し始める? 懸賞金出たりして。
リズの正体がトカゲ人間であることが判明し罪に問われる?
ミーナは王女という生まれに見合った人間でなければならないというプレッシャーに苦しんでいる?
王女であることを求められるのがしんどい→変身することで何者でもない存在になれる→プレッシャーからの解放?

トカゲ人間リズは一応、想定読者の代表として設計されていた。
王女ミーナはどんな読者の代表にできる?
王女という恵まれた生まれつき。うーん。
家のルールに縛られているというのはどうだろう。王家の人間はアイドルになってはならない、なぜならアイドルは人気はあれど卑賤な職業だからだ、みたいな。親の反対を受ける子供。変身することで家のルールに縛られない自由を得る。するとパーマンにおけるコピーロボットのように変身中に身代わりになってくれるアイテムも必要?

せっかくなのでやはりプリパラ的な理念をミーナにも込めたいな。ミーナがアイドルをやることが読者を勇気づけるような構造があると良い。
リズはアイドルになりたい←社会(神)がそれを許さなかった。
ミーナもアイドルになりたい←家(神)がそれを許さなかった。
アイドルになりたい(自己実現したい)という願いを阻害するものがあり、それを回避させるのがメフィストフェレス?


今日はここまでにしておくか。
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