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17010101
ファイナルファンタジー15クリア。

神ゲーでした。
ペルソナ5も神ゲーだったので2016年はふたつの神ゲーと出会ったことになりますね。

そうだ あけましておめでとうございます。

年賀絵の代わりにイグニスを描いたのでアップしておこう。




消化しきれない情報量だったのだけど自分なりに消化しておこう。

■旅行体験
■イグニスという衝撃
■王という運命
■父王と映画キングズグレイブ
■ルーナ;;
■ストーリー体験
■オープンワールドでありながら濃密なストーリー

以後ネタバレ含みます。


【旅行体験】
オープンワールドを楽しんでいる際に感じたのは、これはリアルで旅行に行ったときの体験を再現している、ということだ。
道路の関所が開いて行ける場所が一気に広がる。大自然! 湖があったりリゾート地があったり火山があったりする。自動車でドライブしながら遠景にそれを眺める。同行者たちと景色について話す。行く先々で名物を食べる。
まさに旅行。
チョコボを飼育してる施設なんてのはすごく観光地な感じがした。
旅行体験を成立させるにはそれだけ広大な世界を隅々まで作り込まねばならないので、10年近く開発していただけあるなあと感服した。


【イグニスという衝撃】
キャラクターで一番気に入ったのはイグニスだ。長身メガネのインテリで、料理が趣味。安全運転を心がけるドライバーでもある。
礼儀正しい。理性的。知性的。穏やか。面倒見が良い。人間関係に調和を求める平和主義者。穏健。
イグニスは主人公のノクトから「お前は俺の母親か!」とつっこまれるほど世話を焼く人間で、ザ・保護者という感じ。
途中、パーティの雰囲気がギクシャクして居心地の悪い頃があるんだけど、それを苦にしたイグニスが胸襟を開くことで関係が改善される。
イグニスはすごく母性的なキャラなんだけど、口調や雰囲気が女性的ということではない。その組み合わせとバランスの取られ方が素晴らしくて、今までにないキャラだなと感じ、衝撃を受けた。
なんていうんだろう、内容は柔らかいのだけど外装が固いみたいな感じ。
基本的にお固くてクールなキャラである。仮面ライダー龍騎で言えばナイトのように冷静。戦隊モノで言うとブルーという感じ。

プロンプト(ノクトの幼馴染で若いあんちゃんという感じの男)はむしろ表面が女性的だ。動きがふにゃふにゃしてるし感情的な台詞が多い気がする。表面から受ける印象が女子っぽい。
グラディオラスは豪快な兄貴という感じ。王を守る盾という使命感がある。体育会系の見た目、パーソナリティという感じ。
プロンプトとグラディオラスは見た目・外側から受ける印象・内容のみっつが一致している。イグニスはそうではない。

イグニスは参考にしたいキャラだ。私の好きなキャラというと「やさしくて紳士的な保護者系」なんだけど、そのパラメータが高い。


【王という運命】
今回のFFのストーリーは、「王」というのが中心になっていた。
魔法を使えるのは王家だけ。魔法の源になってる。キングズグレイブでも王が死ぬと魔法が使えなくなった。
本編でも、不老不死のラスボスを倒すことができるのは選ばれた王であるノクトだけである。
頼りなくてチャラチャラした感じの若者であるノクトが成長していって王にふさわしい存在となるというのがドラマ。で、その王に背負わされているものが巨大である。
映画に出てきた父王なんかはいきなり王として出てくるのではじめからそういう存在なんだなみたいに感じてしまう。本編のノクトは王でないものが王に成長していくのを丁寧に描く。
ファンタジーを作る際、色んな要素があるからどんなふうにも作れるだろうけど、中心が決まってないとふんわりした世界になってしまってつまらなくなるけど、FF15は「王!」というのでまとめてきたんだなと思った。あっ これはFF10での召喚士とガードの話のときと似てるんだな。


【父王と映画キングズグレイブ】
インソムニアが崩壊するあたりで映画もプレステストアでレンタル版を購入して見た。
父王も好きなキャラでしたね。穏やか・理性的・知性的・やさしい・保護者的。
映画とゲームとがお互いの体験を高め合うように出来ていて素晴らしい。これがたとえば映画がいくつか出ているHALOではそうはなっていない。
映画での戦いがアクションがすごすぎてゲームで操作してるノクトでは太刀打ち出来ないんじゃないかと感じるんだけど、リヴァイアサンとのイベント戦闘あたりで「あ、これはノクトでもあの映画の戦いに耐えられる」と納得することができる。
ゲームでは主人公たちの故郷である首都インソムニアが最後の舞台になるんだけど、これは映画で戦いが描かれた場所であると。
王にふさわしいものだけが使える指輪とか、本編では必ずしも出番が多くないルナフレーアとか、その兄とか、幾つかの存在は映画で肉付けされているので、映画を見ているとゲーム体験が相乗効果で高まるようになっている。


【ルーナ;;】
ルーナ、映画で相当活躍したので本編では序盤の影の薄さを取り返すくらい活躍するフェイズがあるのかと思ってたらなかった。
このゲームは相対的に女性キャラの存在感が薄い(主要メンバーが全員男性)。
魅力的な女性キャラは数人いて、ルーナ・シドニー・アラネア・イリス・ゲンティアナ…
ただみんな、出番が少ない。
最近のゲームというと美少女で売るという手口が強すぎるのでそれへのアンチテーゼなのかもしれないし、あるいは想定メインプレイヤーを女性としているのかもしれない。


【ストーリー体験】
怪我して不自由なイグニスを連れてダンジョンを進むあたりが物語に最も深く没入していた。
過去のFFシリーズを思い返した時、ストーリーは殆ど覚えてない。FF3だったらキャラが自由に作れたなとか、FF4だったらカインのジャンプがかっこよかったなとか、FF5だったら二刀流の乱れ斬りとかやってたんじゃなかったかなとか、記憶に残ってるのはゲームシステムのことばかりだ。
ストーリーが頭に入ってくるのは私の場合10あたりからだ。というか12と13はやってないので10だけだ。
それが、15では既存のゲームとも映画とも違うストーリー体験ができたように感じる。
たとえば同じストーリーをスーパーファミコンの頃のFFフォーマットでゲーム化したとしたら、そのストーリーは脳に残っただろうか? 残らなかったんじゃないか。
だから多分これは、脚本の進化というよりゲームにおけるストーリーテリング技術の進化なのだと思う。つまり、グラフィックやプログラムといったテクノロジーの面での途方もない進化。


【オープンワールドでありながら濃密なストーリー】
ネット上ではFF15の評判として、「後半の物語展開が急に早くなりすぎるし一本道」ということで不評になっているらしい。
私はありだと思う。
FF15では後半、物語が急激に進むフェイズに来ても、「過去に戻る」ということでオープンワールドのフェイズに行くことができる。
スカイリムとかのような今までのオープンワールドだと、メインのクエストもサブクエストも同じノリで進むので、ストーリーの呼吸が浅いというか、ストーリーも淡々と処理されてしまう。
FFのようにドラマティックなストーリーを語りつつ、かつオープンワールドも取り入れつつ、両方が相乗効果を持つようにリンクさせてシステムに落とし込む、という点で、今回のやりかたはよく出来ていると思う。



というわけで私には神ゲーでした。
イグニスから重点的に学びを得たいな。

あと、戦闘システム的には不満があった(魔法が使いにくい、武器も結局片手剣くらいしか使い物にならない)ので、別のゲームでフラストレーションを解消しよう。
| ゲーム | 18:32 | - | - | permalink |
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