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16071001
ヒーローズアンドヴィランズ、マーメイドとの出会いエピソードをアップしました。

http://loveandcomic.com/comic/world_of_heros_and_villains/10.php

これを描いているここ二日間は至福の時でしたね!

やはりマンガが描けている時が一番幸せだ。自分の登場人物が自分の脳内に息づき、動いている。彼らの動く映像が脳内で再生されている。そういう状態になるのは非常に稀で貴重で、年に数回しかない。

でも人生においてこういう日をなるべくたくさん持ちたいから、平日は我慢して仕事して、数少ない休日に映画を見て本を読んでアイデアを探してアイデアを練るのだ!

今回のマンガは自分でもすごく気に入った。
気に入った点。

ヒーローズアンドヴィランズの続きを描けたこと。
「マンガを趣味で描く」という場合、できれば「ひとつの世界を描き続けてそれを充実させていきたい」という願いがある。
けど私の場合、ひとつの作品に定着していられない。魔王バラーもピクシ部も、一旦ネタが切れると続きが描けなくなってしまった、脳内で文脈が断絶してしまう。
ヒロヴィラも去年まとまって描いてからネタ切れになってしまったのでもう文脈が途切れてしまったかなと思っていたのだけど、またナカヨシとマーメイドで描けて嬉しい。
また、去年登場シーンだけ出して活躍を全くさせられなかったキャラ(張刑事)を動かすことが出来たのも良かった。ナカヨシとヒロイン以外のキャラはいつも全然動かしてあげられないのでこういう実績が増えるのは貴重だ。

今回のエピソードのストーリーはとても私らしい内容だと感じる。
いつもの自分のワンパターンのお話になっている。それは悪いことではないと思うようになった。
ちょっと進化した気がする。
■本多猪四郎監督作品を見たのを通して、自分なりの怪獣観を持てた。すなわち、人間社会が生み出したものでありながら人間社会が弾き出そうとするもの。
■張刑事がいい感じに動かせたと思う。ナカヨシ以外の男性キャラを動かすのが非常に苦手で、今回の張刑事の役回りは悪役なんだけど、ただの悪役でもなく彼なりの行動原理を持たせて動かすことができたんじゃないか。
■ナカヨシというキャラの軸がよりしっかりしたと思う。これは以前ボツにしたアイデアの「怪獣弁護士」にも通じる軸で、社会からはじき出された社会的弱者・社会的マイノリティに味方するということだ。また、チーム名を「リスナーズ」にした関係で、ナカヨシには「聞く」というアクションを意識的に実行させた。これは今後もっと強化していきたい方向だ。
■マーメイド視点で話を見ると、姥皮のモチーフが組み込まれているのに気づいた。物語構造! 己の本来の姿を隠して醜い姿に変える姥皮を被った状態で、それでも自分に味方してくれる相手を見出すという構造。
■アメコミものが好きで継続して読んでいて、継続して描けたので、「アメコミヒーローっぽいもの」が自分のジャンルとして一歩近づいたかもしれない。ジャンルっぽいものが描けることが少ないのでこれも嬉しい。
■ナカヨシの正義観と張刑事の正義観とが対立するという、アメコミっぽい展開が少し持ってこられたのではないか。
■マーメイドも、受け身なだけではなく、張刑事を守るというヒーロー的行動をさせることができた。ヒーローというのは何が出来るのかという能力の問題ではなく何をするのかという行動の選択の問題だと思うので、マーメイドのヒーロー的側面も表現できたのではないか。
| 更新情報 | 19:29 | - | - | permalink |
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