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お嬢様と執事との会話






ブログでアイデアを練っていた、質問→答えを単位とした会話劇をアップしました。
ページ数だけムダに多いので自サイトにアップするのは手間がかかるので今度にして、とりあえずpixivで。
ページ数制限に引っかかって一度にはアップ出来なかったので分割しました。ニ分割で済んだのになぜ三分割にしたのだろう。


感想。
評判は結構良い。
同人誌にはしにくい。テキスト+挿絵のスタイルに直せば少ないページで出来るんだろうけど。
やっぱり簡単なものであれビジュアライズしておくとテキストのみであるよりは断然読まれる。
事件が起きるわけではないので物足りなくないか?と思ったんですが、手応えとしてはそうでもない。ただこれはストーリーマンガの短縮ではなくて1ページギャグマンガの延長なんだなあと。

今回のノリをフォーマットにして応用はできそう。
たとえばサイバーワンでのアバターと教官とのふたりを持ってきて、サイバーワンの話を延々とさせれば、知識が解説でき且つ販促的な作品になる。
今回のお嬢様と執事との二人で別の会話をサせてもいい。

ビジュアライズにあたっては、基本となる絵とその差分、ポイントごとのカット、という感じで二種類必要だとわかった。

基本絵の例:

 

ポイントカット例:

 

作業の枠がわかれば制作しやすいというものです。


次に考えたいことは、「出来事」ですかね。
サイレントマンガは会話がない分「出来事」だけで物語にする。
会話劇は会話ばかりで出来事がない。
「頭でかちの学生が書くような小説がつまらないのは、偉そうな御託を並べるだけで、出来事がないからだ」というのが私の昔からの意見のひとつなので、本来は出来事ベースのマンガ作りを考えないといけないのではなかったか。
ああでも、「つまらないのは会話がないからだ」という言い方もできたかもしれない。もちろん、会話にもつまらない会話はある。片方が延々と演説みたいなことを言うだけみたいな、キャッチボールを楽しむと言うよりは作者の賢さ誇示を人物のセリフを借りて行うようなものは、つまらない。また、ストーリー進行のために必要最小限のわかりきった会話だけでするならそれもそんなには面白く無いだろう。
それを言ったら面白くない出来事というのもあるのか。わかりきった出来事。意外性のない出来事。意外性だけあって脈絡の無い出来事。テンプレ的な出来事。「モンスターが出現して街で人を襲いだした→主人公が駆けつける→超能力でやっつける」だけみたいな。

まあいいや、次のヒントを探さなくては。
| マンガについての考えごと | 07:35 | - | - | permalink |
12012201
「髪を染めるならなに色がいいか」で始まる、執事とお嬢様との会話、ひと通り書いた。
これを下敷きに、読み返しながら、より楽しくなるように推敲していこう。

推敲時に意識するべきことメモ:
執事側。pixiv企画での経験からの発想。気の利いた表現で女性キャラへの好意を表明させる。
お嬢様側。戦場ヶ原の刺激的な会話からの刺激を思い出しつつ。張りのある刺激的な会話を心がけさせる。

アーマードコアもやってます。
| マンガについての考えごと | 09:12 | - | - | permalink |
12012101
テキストはわずかに書き始めているんですが、今回のヒロインキャラ(お嬢様)がなかなか固まりません。
「普段描かないようなキャラで、且つ、既存のキャラのパクリにならないような」みたいな欲張りなことを、しかも漠然と考えているだけだからいけない。
今回は「普段描かないような」という意識をなくしてやってみようかな。
ツイッターでよく、「いしいさんこのキャラ好きそう」だとか「やっぱりいしいさんこのキャラ好きだと思ってたよ」だとか言われることがあります。
私の好きなタイプのヒロインというのは確実にあって、その路線で煮詰めて行っているのが脳内嫁のえりかさんなんですが、オリジナルで女性キャラ描くといつも彼女ばかりになってしまうのでワンパターンにはなってしまう。
けど、やっぱりここは「いしいさんの好きそうなキャラ」を極めていくのが、私が世界から課された役割なのかもしれないですね。

自分のストライクな好みの路線をベースに、でもちょっと欲張って「既存のキャラのパクリにはならないような斬新なキャラ」というのを考えてみよう。

丁寧語。姿勢が良い。半目。黒髪ぱっつん。穏やか。これらはまあいつものえりかさんの属性。
なんか目新しいカスタマイズを施したい。
今回は会話劇なので、会話に関するキャラクター設定を。

ツッコミとボケとはキャラクターごとに役割を割り振るんではなく、どちらもボケるしどちらも突っ込むというふうにしたい。

会話の面白いキャラというと、うーん。
口調よりも、話す内容なんだろうな。
常識に縛られないほうが会話は楽しくなる。
こう考えたらどうだろう、主人公は基本的にボケポジションだけど、主人公が不安になるくらいに話しの本筋をぶっとばして会話を逸らして行ったりボケていったりするノンブレーキスピーカー。
おしゃべり好き。
会話自体をひとつの重要な芸術作品としていかにそれをエキサイティングなものにするかという事ばかり考えているかのようなキャラ。

私の意識では、主人公の執事がへんてこ会話の発話者で、相手のお嬢様がそれについて来られるくらいの弾力の持ち主だといいなというくらいのつもりだったが、逆にしたらどうか。つまり、お嬢様こそが、自分に太刀打ちできる会話者を求めていて、執事はそのお眼鏡にかなう。
会話に悦楽を感じるお嬢様。過激に言えば会話が性行為のメタファーになる感じで。

うーん。

とにかくテキストを書こう。アーマードコアなんてやってないでね。

…(テキスト書き中)

ふむ。丁寧語で、落ち着き払っているのに、ぶっ飛んだことをそのままのテンションで言う。ふむ。
| マンガについての考えごと | 13:43 | - | - | permalink |
12011901
執事とお嬢様との会話劇。
絵はわずかしか描かないで済む。
背景を少しは工夫したい。アニメ化物語みたいに。

洋館。室内。お嬢様の部屋。これエマあたりを参考にすればいいのか。
髪を梳いてるシーンになるから、化粧台必要?
グーグル画像検索をヒントに使う。暖炉。窓。カーテン。燭台。カーペット。壁紙。


背景の質はやっぱり資料写真が必要か。写真資料系はほとんど実家においてきちゃったからネットで漁るしか無いなあ…
写真資料を元に、化物語の背景みたいにかっこいい画面に構成する。

ああーやっぱりいかしてるなあ。
こんなのとか。
背景もキャラクターみたいに「シンプルに」「ディフォルメして」構成できるといいんだなあ。
| マンガについての考えごと | 08:35 | - | - | permalink |
12011802
会話劇フォーマット。
ぱっと考えついた。
深く考えずに描くようだな。これは長い版のポエムーン、つまり1Pギャグマンガのノリになるんだな。

執事とお嬢様。
執事がお嬢様の髪の毛を梳いている。
質問:お嬢様「髪を染めようと思うのだけれど何色がいいかしら」
返答:執事「髪なんて染めずにそのままの黒髪でいていただきたい」

逸脱のヒント(主要な組み立てはテキストを書きながら即興で考えるとして):
■髪の毛の色別性格診断占い
■髪の毛の色から連想する既存のキャラについて
■髪の色よりも髪型変えたらどうか
■髪の毛の色だけじゃなくて目や肌の色も変えるべきじゃないか
■人それぞれものの見え方が違うから色を変えても意味が無いかもしれない
■私が染めてあげましょうか
■CMYKとRGB
など。やっぱり即興でやったほうがいいな。

今考えるべきなのは、
執事はどんなキャラか。これはいつものナカヨシでいいか。
お嬢様はどんなキャラか。丁寧語で、ちょっと色っぽくて、って考えるといつものえりかさんになってしまうのですこし変えようかな。
つまり丁寧語キャラにするか否かの二択問題。

なんかよくわからないけど突如「CV皆口裕子で非丁寧語キャラをイメージしろ」というお告げが脳に去来したのでこれでやってみよう。
ええと基本的にはお嬢様っぽい。執事に対しては上の立場の者として接する。ですます口調ではない。おしとやかな性格だけど砕けた態度。
「執事、髪を染めようと思うんだけど、何色がいいと思う?」こんなかんじか。ま、ふつうだな。
イメージがつかめなくなったら皆口さんの声を思い出そう。

会話から透けて見えるふたりの心理や裏事情は?

執事は自分のお嬢さんが誰よりも魅力的で何でも似合うと思っている。
お嬢様は執事に喜んでもらいたい。執事の一番好きな色にしてあげたいと思っている。サービス精神。

両方ともズバリはいわない。脱線しながら確信の周辺をぐるぐるまわる。

そんな感じか。これは深く考えずにさっさと描いたほうが吉な気がする。

| マンガについての考えごと | 22:28 | - | - | permalink |
12011801
アイデア考え。
昨晩考えついた、「問い→答え」単位の会話劇を考えてみる。

作品の目的:
■問い→答え単位会話劇がフォーマットとして機能するかのテストをする。
■逸脱による楽しい会話を存分に書く。
■仲の良いことはうつくしい。会話を通して甲と乙との仲の良さを表現する。
■甲と乙とのお互いがお互いを大切に思っているということが会話を通して感じられるようにし、心のあたたまる話とする。
■どろどろした恋愛、社会的な圧力よって形を決定させられる恋愛ではなく、淡くてさらさらした心地よい関係こそ完成形であり、そういうのを描く。

理屈付けはこんなものとして。

二人組。
お嬢様と執事というのがいつか描きたいモチーフではある。
せっかく盲目の按摩を考えていたので盲目の按摩とそこに客にきた女性とかもどうか。この場合手や足を揉むというシーンが入る。
探偵と助手とか。

いわば広義の両想いのふたりになる。



結局二択じゃないか。執事とお嬢様、または、盲目の按摩を絡めるか。

盲目の按摩の場合相手は誰だ。
介護役の妹?
同じ街で商売してる娼婦?
お忍びで街に来るお姫様?


朝はここまで。日中イメージが膨らむほうがあればそっちをチョイスしよう。
| マンガについての考えごと | 08:46 | - | - | permalink |
12011701
ひたすら考え事。

西尾維新が年下だと知って死にたくなりますね。私が高校生の時読んだクビツリハイスクールかな、あれは西尾維新も高校生(下手すれば中学生)の時に書いたものということになる。その後ももちろん上達してるだろうからひとつの作品だけで判断してはいけなかったようだ。

で、どんなにしょぼくて情けないものであろうとも自分の創作は続けなくてはならない。

だらだらと今手元にあるヒントで考え事をしつつ物語の芯となる着想を探す。

昨晩が考えたのがええと「pixiv企画みたいに男性主人公からヒロインに好意を示させる」「問題は解決しなくても良い」というものだったか。

問題に取り組んでみたら実は問題じゃなかったというパターン。病気を治そうと思ったら仮病だったとかモンスターを退治しようと思ったら飼い慣らすことになったとか。

****ここまで朝の考え事
****以下帰宅してから

で。

西尾維新の猫物語のどっちだ、つばさタイガーの方読み始めた。
羽川視点。女性キャラによる一人称語り。
女性キャラの一人称で本来の主人公の男性(ここではアララギ)を持ち上げる地の文が続くと気持ち悪いですね。それはフェイトステイナイトか何かで遠坂凛視点のパートでも感じたこと。
でも羽川と戦場ヶ原との会話は面白い。どうも、化物語のヒロインで好みなのは千石撫子のはずなんですが、創作で扱うキャラとして見たらダントツで戦場ヶ原が魅力的だと結論せざるを得ないようですね。


日中考えてたこと。
「会話が面白い」というのは本当か。

私はこのブログでも常々「面白さとは何か。会話である」とか「会話が面白い」とか書いている。
会話は面白いものであるというのを定理みたいに扱っている。

けれどそれは本当だろうか。

例えばリアルでは私は話し好きではない。
物語でも、私は全体が論理的な一貫性があることを好み、本筋に関係ない部分が多いのを無駄に思って嫌う傾向がある。ムダ話は嫌いなはずだ。
一時期はサイレントマンガをこそ描こうと思ってた次期があるくらい、文字情報に頼ることには批判的な部分もあるはずだ。

それに、面白い会話とつまらない会話とがある。

何を話すのか予想がつくのはつまらない。
「いらっしゃいませ。」「セブンスターのソフトください。」「300円です。」「1000円で。」「700円のお返しになります。ありがとうございました。」
つまらない。
今タバコっていくらですっけ。

人類の存亡を賭けた戦いのクライマックスでお互いが巨大ロボットの中で自分の主張をぶつけ合うような会話はつまらない。
「人類は地球を汚染する一方だ! すべての生き物の総意を代表し、私は人類に粛清を加える!」「キミだって人類じゃないか! そうやって全ての生き物なんてものを引き合いに出して、結局はキミ個人の怒りをぶつけているだけだ! 子供みたいに!」
つまらない。

思想や知識をだらだらと解説するのはつまらない。
ちょっと例文がぱっとは書けませんが、ちょっと頭良さげキャラをした大学生のサークルが出すミニコミ誌に載ってそうな、ストーリーの無い小説なんかによくあるものと私はイメージしています。

つまり会話が面白くあるためには条件がある。
さっきのタバコのつまらない会話から始めてみるといええと。
「いらっしゃいませ。」「セブンスターのソフトをくれ。」「セブンスターの、アプリケーション。」「ソフトウェアではない。」「セブンスターの、ソフトクリーム。」「タバコを食べたら死んでしまう。置いてないんだな?」「BOXならございます。」「HDDは何GB?」「お客様、当店ではボケにつっこむサービスは承っておりません。」
こんな感じ。
私はこういうのに楽しさを感じる。

しかし、私がここで感じている楽しさの本質は、どうも「会話」にあるわけではないみたい。
多分、「逸脱」にある。
逸脱。ずらし。ボケ。

あるシーンを始めると、投げられたボールのように、慣性に従って、その後の展開のレールが敷かれる。それは現実世界での経験やフィクションでのお約束事などのデータベースによって作られるレール。
「グローブをつけた二人組が向い合っていて、片方がもう片方に向かってボールを投げる」というシーンを描くとする。当然、次の展開は、投げられた方の側がそのボールをキャッチすることだ。それがレール。
レールに従うと、つまらないというか、逸脱にはならない。

逸脱といってもまったく脈絡がなかったらそれもつまらない。脈絡と言うか関連性を保ちつつ以外な方向にずらすのが楽しい。
ということは、会話が面白いと言うか、より正確には逸脱が面白い。だからサイレントマンガでもその楽しさは実現することが可能なはずだ。
例えば、シーソーがある。ひとりがシーソーの片側に乗る。もうひとりが反対側に乗る。すると、支点の部分が地面に埋まって平らになってしまう。そういう感じ。
図式で示すと「A→B'」こんな感じかな?
「A→B」論理的つながり。
「A→美」これもずらしか。逸脱。
「A→醤油」脈絡の無い飛躍。

しかし、A→Bという論理的なつながりは、物語を前に進ませる基本的な原理だ。
逸脱だけじゃ物語は進まない。
だから、物語を無駄なくシンプルに語りたい場合、逸脱の入る余地は本来無い。

物語を無駄なくシンプルに語りたいという欲求と、逸脱が面白いという欲求とがそれぞれあり、矛盾している。
だから大筋では論理的に無駄なく運び、ディテイルで軽く逸脱させて楽しいシーンを演出するということが戦略になるのかな。

会話は逸脱させやすい。語呂合わせでずらしを作りやすいからだ。

日中考えてたものに、「時間制限のある会話」というのがある。
たとえばタクシー車内での、運転手と客との会話。会話は目的地に到着すると終了する。
たとえば列車の個室での、同席になった客二人の会話。ハリーポッターがホグワーツに行く列車でロイと同席した時みたいな。これも目的地に着くと終了。
乗り物系はバリエーションをいくつか考えられるな。馬車でもいいし飛行機でもいい。
ただ、そこで、何を話せばいい?
その会話を描くことに何の意味がある?

短い、1ページのギャグマンガを描くとき、特に「このマンガを描くのになんの意味があるんだろう」と深刻になったりしない。
短編ストーリーマンガになるとそれを考えだす。ふむ。

要するにストーリーマンガを考える際は「面白さ」をキーワードにはしないほうがいいってことだ。
って結論に飛びつくのがいつも早すぎるな。もうちょい粘る。

時間制限ありの会話劇。逸脱による楽しさを目当てにしつつ、このフォーマットを描く意味を考える。
どんな会話をさせればそれっぽいか。描く意味を見いだせるか。
詩人や小説家は「言葉」を大切にする。
私はマンガを描いたりする分、実は絵も言葉もどっちも大切にはしてない。
もっと言葉について重く考えるべきかな。

会話劇、面白い会話は好きだけど、会話だけじゃ物語にならないという考え方は持っている。先入観。
この先入観は正しいのかそうでないのか。会話だけで自分が納得する物語の全容を作ることが出来るのだろうか。

「問い→答え」これだな。
論文と同じ。
「問題→解決」という物語構造の根本原理を会話劇のために言い換えただけともいう。

会話を論理的な単位に区切るとすると、「問い→答え」がその単位になる。
時間制限なんて設けなくても、問いが発せられて、答えが出されれば、そこで論理的に会話は終了する。

さっきぱっと思いついたタバコを買う会話も、「タバコを販売していますか」という問いから始まっている。「はい、販売しています。/いいえ、販売していません。」の答えが出されればそこで会話は終了になる。
会話を引き伸ばすためにはどうするか。
脱線させる。「タバコはありますか?」「うちの娘がタバ子って名前なんですが、これが可愛くてですね。」
新たな質問を追加する。「タバコはありますか?」「ありません。」「じゃあ肉まんはありますか?」

すべての会話が「問い→答え」の構造を必ず持っているわけではないけれど、自分が今考えようとしている会話劇フォーマットという限定されたジャンルにおいてはほぼ確定できるルールかもしれない。

私の好きな男女一対を会話させるとして。
たとえばお嬢様と執事とする。
会話を考える。
キモは、質問だな。
執事「朝ご飯は何にしますか」これをキモに据えるとすると?



ちょっと御飯食べたり中断してた。

考え事は少し進んだ。

問い→答えを単位とした会話劇。
良い点がいくつかある。
戦わなくていい。
悪役が必要ない。
登場人物がふたりで済む。
表面上はその「問い」が物語の中心になるが、実はその問の裏に隠されたこころがその話の焦点になる。

「私はあなたのことを愛しています。結婚してくれますか?」みたいな質問もありうるが、これではストレートすぎる。
そうではない。
背後に感情や狙いが透けて見える問いが面白い。

「○○くん、いま付き合ってる子いるの?」という質問を女子高生がするとする。
実に含蓄がある。
その女子高生は相手のことを好きなんじゃないかというのがすぐに思い浮かぶ見通し。
あるいはその女子高生の友達がこの質問を受けた相手のことが好きで、その動向を探っているのかもしれない。
あるいはその男子が付き合っている相手が質問者の友達で、その友達の近況を知りたいのかもしれない。

表面に出た質問(言葉)自体は最重要ではなく、そこを通して何が見えるかが重要。

たとえばさっき例に出しかけたお嬢様と執事とを考える。
まずふたりの裏事情を設定する。執事はお嬢様を娘のように大切に思っている。幸せな結婚をして幸せになってもらいたい。お嬢様は執事に恋している。
ではどんな質問が考えられる?
執事の側から質問するとすると…

この質問設定を絶妙なものにできると面白い作品になるのか。

「お嬢様はジャニーズの芸人の中ではどなたが一番好きでございますか?」「ジャニーズはアイドルの事務所であってお笑いタレント養成所じゃないわ。」
こんな感じか?
執事はお嬢様の将来の家庭像を思い描きたい。幸せな家庭を築けるようにアドヴァイスしたい。お嬢様は婉曲に、自分が好きなのは執事だと言いたい。
「スポーツの得意なこちらの芸人様とクイズでいつも高得点を取るこちらの芸人様とどちらがお好きですか?」
で、執事の放った質問が一定の答えを得て、ひと幕終了になる。悪役も必要ない。どうせ解決されることが決まってる問題もない。戦わなくていい。でも論理的な始まりと終わりとがある。

いいんじゃないか!

最終的には、ふたりが向い合って話してる絵をひとこま描いて、絵はコピペで使い回してセリフのところだけ入れ替わるような形式でマンガや紙芝居的なものに出来るんじゃないか。

よし。

この着想がどこまで生き延びるかわからないけれど、とりあえず今回はここまで。着想を寝かせておこう。
| マンガについての考えごと | 00:08 | - | - | permalink |
12010602
考え事。

日中思いついたアイデア。

人面瘡というキーワードから。
別に問題を解決しなくてもいい。人面瘡が問題として登場するとして、治す必要はない。
で、落語的に考えると、その人面瘡が人格を持ってて、その人面瘡が誰かに恋するとか。ある男がいて、人面瘡持ちの女性がいて、その男が女性の方にではなく人面瘡の方に恋しちゃうとか。

さらに。
腹話術師の父と特殊メイク技術者の母とを持つ女子高生。
特殊メイクで人面瘡を自分の胸にくっつけ、腹話術で人面瘡に喋らせる。
で。
主人公の男子生徒に、女子生徒が、自分には秘密があると打ち明ける。それは人面瘡を持っていることで、この人面瘡はあなたのことが好きみたい。みたいに言う。
で、いろいろあって、人面瘡が無くなる(特殊メイクがバレる)と、主人公に絡む口実が無くなる。そこでサヨナラになる。
けど、次の日、カエルの描いてあるTシャツを着てきて、「転んだらシャツにカエルがくっついちゃったんだけど、この子あなたのことが好きみたい」といって主人公に絡んでくる。

この話は男性側に都合がよすぎるので調整が必要。
たとえばまず主人公が彼女に好意を寄せていてそれをなんかしらかの表現で伝えている(告白というヘビーなものではなく、委員会の仕事を手伝ったとか給食の好きなメニューを分けてあげたとか)。で、少女側からのリアクションとしてそういう表現が登場するとか。

するとこのヒロインは、私の好きな属性であるクール(物怖じしない)でありつつ、照れ屋の部分がある。しかも、その照れをうまく(というか面白く)ごまかす発想力を持つ。つまり変なやつ。

ってのはどう?

話は変わりますが、恋愛しなくてよく、仲のいい男女の関係って、「兄妹」ってのがありましたね。
私は以前は妹属性の権化として名を馳せていたものです。
いまこそ妹を描くべきなのかもしれない。
けどいまはピンときてないな。すぐにアイデアのまな板の上に載せるものでもないか。


今日ツイッターで見た小話に、ファミレスでの兄妹のイイハナシがあったんですが、ええとリンク見つかるかな。
あった。http://430c.tumblr.com/post/2755545142

いい話だなとは思うんですが、こういう話を自分が創作して描くとするとどうか。
私は自分の投影キャラを出してしまうのですが、そのキャラはお兄さん役になるだろう。
するとこの話、悪役(母親)を出すことで、自分を善の立場に置き・自分を美的に価値のある存在とする、というカラクリを持つことになる。
悪を描くということはそれを貶めるということだ。
私のように、自分の投影キャラが作中に出てしまうタイプの場合、その投影キャラを持ち上げるために嫌な役目を負うキャラを描くことには、卑しさがつきまとう。
ひとに悪や醜を押し付けて自分を持ち上げるという図式になってしまう。うつくしからざる心根だ。

だから、悪役は出したくない。醜い役柄を出したくない。

ところで。
今思い出した。何をかというと、P-MSやピクファンのようなpixiv企画に参加する際の、自分の男性キャラクターの動かし方の流儀について。
かわいいと感じる女性キャラを見つけたら、自分のキャラの側から歩み寄らせる。

このへんとか


この辺とかですかね。


ヒロインがいる。主人公が寄っていく。ヒロインがリアクション。この流れを自分の創作でやればいいんじゃないか。創作になった途端、女の子から主人公に惚れてくるみたいな都合のいいことを考えようとするのは精神が卑しいんじゃないか。

主人公がどうやってヒロインに好意的なアプローチをするのかというのを考える。それはpixiv企画で練習してきたことじゃないか。
それに、男性が女性に気の利いた方法で好意を伝える(ファンであることを示す)のは詩的価値もあると言って良いのではないか。

ってことで。

ヒロインの特徴を考える→主人公を考える→主人公がヒロインにどういうふうに好意を伝えるのかを考える→ヒロインの反応を考える。こうかな。
pixiv企画をベースに考えれば良い。魅力的な女性キャラがいる。自キャラがいる。その可愛い女の子キャラと仲良くなりたい。なので、自キャラとそのお目当てのキャラとの交流マンガを投稿する。自分には下心があるんだよ(出来ればもっと仲良くなりたいんだよ)というのを示すために、自キャラに・相手キャラへの好意を示させる。

で。

主人公の側から考える場合。
最近練ってたアイデアだと盲目の按摩。
ネコか何かをマッサージしてやってる。ヒロインが通りかかって「ネコ好きなんですが」と問いかける。
主人公のセリフ案「お嬢さんだと思って揉んであげてます。」「このネコ、鳴き声がお嬢さんに似てるんですよ。」
ちょっときもいな。でもまあこういう感じかな。

偽物の人面瘡を付けた女子高生がヒロインなら?
主人公は男子学生。男子学生であるだけじゃキャラにならぬ。

へい。学校ものをは避けたいもの。

盲目の按摩というイメージがしばらく継続しているのでこいつを活かしたい。
盲目の按摩が好意を寄せる相手。
もし按摩に妹がいれば、兄の世話を焼いているだろう。兄妹ものにしちゃう?
盲目の按摩が誰かを気に入るとすると、声が好きか、においが好きか、言うことが面白くて好きか、ってことになるのでは。

ひい。眠い。今日はここまで。
| マンガについての考えごと | 00:03 | - | - | permalink |
12011601
ひたすら考え続ける。

前回「こんな着想詩的なんじゃないか」という例でぱっと思いついて挙げたものとして「馬にマッサージしてやる」というのがあった。けど、それだと主人公と馬しか登場せず、女の子が描けないので不満だと感想を書いた。

そういう着想の場合、こうしてはどうだろう。主人公を二人組にする。男性主人公と女性ヒロインとのふたりで詩的な行動をやらせる。

男女→対象 という図式。
もちろん、男→女 という図式のアイデアが出るならそれで良い。

昨晩「馬にマッサージしてやる」というのを連想したのはしばらく練っていた主人公像が盲目の按摩だったから。按摩の能力=マッサージ。
もし男女一組を主人公にするなら、ふたりの能力をあわせなくてはできないような行動を取らせることができると良い。

ブレーンストーミング。

犬に塹壕を掘ってやる。
馬をマッサージしてやる。
シロナガスクジラを甘えさせてやる。
なんか動物ばかりだな。

地蔵に笠をかぶせてやる。
墓参りをする。
墓掃除をする。
トンネルを掘る。
迷子の親を探してやる。
探し物を探してやる。
落し物を拾ってやる。
雲を作る。
虹を作る。

ふむ。
脳が煮詰まってるな。新鮮な風を入れないと考え事も空回りするだけという感じ。

「詩的行動」というキーワードは一旦置いておいて「描きたい二人組」から考えられないか。
主従とか。
昨晩考えてた按摩と娼婦とか。

ストーリーからでなくキャラクターから作る手順はできないか?
その場合、作品の芯として「こういうキャラクターはうつくしい」という言い回しが想定できるが。
「こういうキャラクターは楽しい」とかでも…いいのか? うーん。

こういうキャラクターが描きたい、というものがあるだろうか。
男声主人公と女性ヒロイン。
お嬢様と執事。
インキュバスと魔女。


しばらく考えてた盲目の按摩というキャラを使ってあげたいんだけど、これはパーツであって、目的・狙いが空白のままそこから始めちゃ駄目なんだよなあ。

目的・狙い・作品の芯。

仕方ねえ会社行かねえと。
| マンガについての考えごと | 08:43 | - | - | permalink |
12011502
マンガの考え事。

人面瘡のアイデアを根本から見直すべく、作品の目的・狙いを確認する。

ええと。
何が描きたいのか、という自問から。
一連の考え事の中で出たそれっぽいテーマ案に「肉親が亡くなったことを深刻には悲しむことが出来なかったことへの罪悪感」というのがあったけど、ではそれが私の描きたいものだろうか。
そうではない。
考える過程でそれっぽいテーマとして浮上したけれど、そのテーマから考え始めたいくらいに好きな要素かと考えれば全くそんなことはない。

甲と乙とのふたりのキャラが、なかよしで、その会話が楽しくリズミカルに行われる。それが描きたい要素のひとつ。
人助けのシーン、というか、やさしさが発揮されるシーンを描きたい。それは詩的価値を持つ。
男女の間柄が、既成の枠にとらわれない形で、肯定的に描かれる。これも描きたい要素かな。

「○○はうつくしい」という言葉から出発することができるとだいたいブレずにストーリーを確定させることができる。
だから、あああーーー

ああ

人面瘡のアイデアはボツにしよう。
一旦ほっとく。今後再利用できるかもしれないけど。

やっぱり先に目的を確定させて、それからそれに沿ったアイデアを埋めていくという順序じゃないとダメだな。描く意味を確保できない。

人面瘡の着想をもっと目的意識の持った形に編集できないかな。
だがそうするとまっさきに人面瘡が要らなくなるな。
盲目の按摩を支点に考えるか。

さっき考えついたのに、盲目の按摩、同じ街に住む娼婦、ふたりはなかよし、というもの。ちょっと気に入ったから練ってみるか。
街の下層階級。昼間からふたりでゴザの上に座ってだらだらしゃべっている。主人公が彼女の手や肩を揉んであげたりする。ふたりは男女の仲ではない。ふたりは常識的な形での完成された男女の間ではないが心地よい関係を保っている。
ふーむ。
まだこじつけっぽいな。
目的。狙い。

しかし、いいのか。化物語のアニメ見て、アララギとヒロインとの掛け合いみたいなのが描ければいいなあと感じたわけで。

シュタインズゲートをプレイして感銘をうけた際は、「溜まり場わいわいを描けるようになりたい」という目的意識を持った。そこから書いた作品は尻切れトンボで失敗作になったんですが、そういうふうに、「こういうのが描けるようになりたい」というカタチを思い描いて、それに沿ったアイデアを出したらどうか。



認めよう。
「問題→解決」型のお話作りは向いてないと認めよう。
「問題→解決」型は、物語構造論に則った普遍的な原理なので、それが得意ならストーリーテリングの才能があるということだろうし、それが不得手なら才能がないといえると思う。それくらい重要な要素だと思うんですが、経験からして、私にはこの原理が向いてないようだ。

問題解決型ではない、お話作りの原理を探そう。それは普遍的なものでなくていい。私にしか当てはまらないような原理でいい。
ヒントになりそうなのは、お笑いコントとか落語とかになるんじゃないか。



「オチで終わる」ということだと思う。コントや落語の場合。
「要素A→オチ」という図式になるのだろう。要素Aとは何か?

瀬田貞二の児童文学についての本で紹介されてた「物語の基本構造」は「行って帰る」だった。「行き→帰り」。
「行き→帰り」
「問題→解決」
「プラス→マイナス」の関係。ゼロに戻るワンセット。それが構造になり得るのだと思う。

だったら「オチ」をセットの片方に据えるならなんだ。

しかし見本となる知識が私にはない。
いまぱらぱらっと「あらすじで読む古典落語の名作」をめくってふたつみっつ読んでみたんですが、ちっとも面白くないし構造も見えてこない。もっと落語への造詣が深くないといけないし、あるいは落語の面白さは噺家の演技によるところが多くてテキストそのものはどうでもいいのかもしれない。

ギャグもので私が参考にできそうなほど知識を持ってるものってスヌーピー(PEANUTS)くらいしかないんじゃないか。

ぴい

「要素A→オチ」の図式は私の知識だと手に余りそうなので置いておこう。

「仲の良いキャラクターが楽しく会話する」というだけなら、物語は本来要らない。
マンガの形式を変えればいいだけなんじゃないか。ストーリーマンガではなく4コママンガにするだけでいい気がする。なぜわたしはストーリーマンガを自分の創作の本分としたがってる?
まあいいや。問題解決型ではないストーリーマンガを本分にしたい。そのための工夫を考える。

自分が過去に描いた作品を見ると、問題解決型ではないストーリーマンガは結構ある。そういうものの蓄積から原理が導き出せそうなものなんだけどなあ。

「詩的行動」。とりあえず言える共通項目はコレではないか。「X→Y」の形式になってくれるといいんだけどそうではないな。
犬に塹壕を掘ってやる。
死ぬ思いをして子供を作る。
石像に肉体的快楽を提供する。
半魚人と一緒にガラスを掃除する。

ふたつ要素を抽出するなら、対象となる相手(犬・配偶者・石像・半魚人)と、動作(塹壕掘り・子づくり・マッサージ・ガラス掃除)かな。

誰と/誰に の要素。
何をする の要素。

うーむ。
たとえば「犬と散歩する」だけじゃ物語にはならない。
「火事を消す(問題→解決)」だけだと物語になる。

以前、「定式化できないのでその都度そのアイデアに詩があるかどうかを判断しなくてはならない」とかいう歯切れの悪い結論を持ったことがあるけど、今回もそうなってしまうのかな?

きえええええええええええええ

盲目の按摩から考え事をスタートさせてみよう。
盲目の按摩が疲れ果てた馬をマッサージしてやる。なかなかいいシーンだ。昔話っぽく、そのあと按摩が馬に乗せてもらうシーンが必要になると思う。例えば盗賊に襲われて逃げないといけなくなるとかで。
でもできれば色っぽい女性キャラと絡ませたい。
盲目の按摩。色っぽい女性キャラ。どうすれば詩にできる? その女性は石像である。その女性は木造である。その女性は人形である。うーん。
盲目の按摩と、不治の病の女性? 按摩で一時的に体を楽にしてやることはできるけれど治してやることはできない。

ち。寝なくては。次の作品のアイデアがまとまるまでの先の道のりはまだまだ長そうだ。
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